すべてには終わりが存在します。
すべての始まりは、例外無く終わりへと向かっているのです。
始まりと終わりは一対であり、同体であることを覚えておかなければなりません。
始まりが終わりへと向かわないことはありません。
始まりは終わりであり、終わりは始まりなのです。
対極に位置しているように見えますが、始まりと終わりはひとつの存在なのです。
あなたが始めたこと、既に始まっていること、あなたが所有しているもの、あなたが築いている絆、あなたの命、あなたの人生…
あなたが所有している始まりは、そのすべてが常に終わりへと向かって進んでいるのです。
あなたは永遠に命を所有し、人生に生き続けることは出来ません。
誰かとの時間を永遠に保つことは出来ません。
すべては変化を繰り返し、終わりへと向かっているのです。
あなたは始まったすべてのことがやがて終わりを迎えなければならないことを覚悟する必要があるでしょう。
始まりがいつかは終わりへと辿り着くことは避けようのない事実なのです。
いくら終わりを否定し、それを拒絶したところで、その結論が覆ることはありません。
あなたがどのような抵抗をしようとも、必ず終わりへと辿り着くことになるのです。
しかしながら、終わりという場所は必ずしも破滅的な場所ではありません。
それは、向上や発展を続けたとしても、道は必ず終わりへと辿り着くからです。
終わりは始まりでもあります。
歩んでいる道が途絶えたからといって、すべての道が失われた訳ではないのです。
あなたが歩んでいる道が途絶えただけで、違う方向には無限に道が存在しているのです。
終わりは終わりではなく、始まりなのです。
しかしながら、すべての終わりが建設的な性質を持ち、始まりへと繋がっている訳ではありません。
その道の終わりを始まりへと繋げるためには、始まりへと繋げなければならないのです。
始まりへと繋がる終わりでなければ、その終わりは始まりへと繋がることはないのです。
あなたは自らが進む道を、始まりに繋がる終わりへと辿り着かせなければならないのです。
始まりへと繋がる終わりへと辿り着かせるためには、その道のりを充実させる必要があります。
道に向上し、それを発展させる必要があるのです。
道に堕落し、それが衰退するようでは可能性はないのです。
どのように道を歩んだか?
ということが大切なのです。
道に不満を持ち、怠慢であり、傲慢な者は、終わりを始まりへと繋げることは出来ません。
終わりが始まりへと繋がることがなければ、それ以上に道を見出すことは出来ません。
壁に阻まれ、そこには問題が山積し、苦しみを受け取ることになるのです。
道に感謝し、努力を重ねて謙虚な者は、終わりを始まりへと繋げることが出来るでしょう。
終わりが始まりへと繋がれば、そこから新たな可能性を見出すことが出来るのです。
そこには更なる学びや喜びが溢れています。
厳しい道のりに違いはありませんが、そこでは充実感を得ることが出来るでしょう。
あなたはすべてが終わりへ向かっていること、すべてには終わりが存在していることを理解しなければなりません。
あなたが向き合っているものに触れられるのは、それで最後かも知れません。
あなたの目の前にいる人と一緒にいられるのは、それで最後かも知れません。
すべてがそれで終わりかも知れないのです。
残念ながら、あなたは終わりがいつあなたからその道を奪うのかを知ることは出来ないでしょう。
そのため、いつ終わりがきても良いように道を充実させておかなければなりません。
一つひとつの触れ合いを大切にしなければならないのです。
後悔してからでは遅いのです。
それで最後かも知れません。
そう思えば、あなたの対応は変わってくるかも知れません。
きっと変わるでしょう。
思いやりを持つことが出来るはずです。
そうすれば、結果も変わるでしょう。
あなたは道を充実させ、終わりを始まりへと繋げる必要があります。
すべてに感謝して道を生きましょう。
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