人生を築くのはあなたの仕事です。
あなたは自らの力によって、自らの人生を築かなければなりません。
あなたが自ら歩まなければ周りの景色は変わりません。
あなたが違う景色を眺めるためには、自らが動くことによってそれを変えなければなりません。
同じように、あなたが自ら変化しなければ人生に変化は生まれません。
その場に立ち尽くしていても、何も変わりはしないのです。
あなたにとって、あなたの人生にとって、変化というものはとても大切なことです。
それは、すべての豊かさが変化が持ち込む新鮮さの中に存在しているからです。
喜びや楽しみなどの豊かさを受け取るためには、受け取るものを出来る限り新鮮なものにしなければなりません。
同じことの繰り返しによってそこに何の変化もなければ、あなたはそれに慣れてしまい何時の間にかに喜びや楽しみを見出すことが出来なくなってしまうでしょう。
同じ場合に停滞し、尚且つ自らが変化することがなければ、どれだけの方法を用いようともいつかはその場所にも新鮮さを見出せなくなり、やがて飽きがきてしまうのです。
同じ場合に止まり、その場を深く知ることも大切ですが、それには限界があるのです。
豊かさを求めるのであれば、いつかはその場から動かなければならないのです。
吸い込んだ空気をいつまでも肺の中に止めておくことは出来ないのです。
人生には変化が必要です。
変化がなければ、やがてその場に存在している豊かさを食い尽くしてしまうことでしょう。
呼吸を止めれば空気中の酸素を使い果たし、苦しみを受け取ることになるのと同じです。
命という豊かさを得るためには、呼吸を止めてはならないのです。
食い尽くす前に移動し、新たな豊かさを得るようにしなければならないのです。
食い尽くしてから移動しても、時は既に遅いということもあるのです。
大切なのは変化を絶やさないということです。
あなたは常に新鮮さを求めなければならないのです。
あなたは常に人生に対して変化を求めなければなりません。
しかしながら、人生に劇的な変化をもたらせという訳ではありません。
変化とは、大きく派手なものだけではないのです。
小さく地味な変化も、立派な変化なのです。
一度に人生をひっくり返す程の変化を起こすことは出来ません。
たとえ状況や環境が劇的な変化を見せたとしても、あなた自身が劇的な変化を起こすことは出来ません。
よって変わりはしません。
あなたは空を飛ぶことが出来ません。
あなたが移動するためには、その脚を使って一歩一歩を歩まなければならないのです。
人生は小さく地味な変化によって築かれています。
あなたはそれを忘れてはならないでしょう。
あなたの一歩が小さく地味なものであっても、それを諦めることなく出し続けているのであれば、いつか遠くまで進むことが出来ます。
遠くまで歩んだなら、景色は全く違うものになっているはずです。
人生とは段階を踏んで一歩一歩歩み、手順を追って一つ一つ築いていかなければならないのです。
大きく急な変化ばかりを求めてしまうと、人生は上手く行きません。
急ぎ足ではどこをどう通ってここまで辿り着いたのかを覚える(学ぶ)ことが出来ません。
人生を急いで組み立てるのであれば、必要な部品や手法や手順を組むことが出来ずに、組み立てたは良いものの大変脆(もろ)いものになり、倒壊してしまう恐れもあるのです。
一つ一つのことを確認しながら慎重且つ丁寧に人生を築き、そして歩まなければならないのです。
あなたは自分が出来ることに努めれば良いでしょう。
大きく派手な変化を求め、力量が及ばないことをしようと無理をしてはなりません。
出来ないことは出来ません。
無理は無駄になり得るのです。
人生に焦る気持ちはあるでしょうが、焦ってはなりません。
出来ないことや高望みばかりを求めてはならないのです。
どのような状況においても、あなたに出来ることはあなたが出来ることです。
例え明日世界が終わろうとも、あなたは今の自分に出来ることを探さなければならないでしょう。
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