すべての存在は、理想を所有しています。
その理想に寄り添うように夢があり、目標があり、目的が存在しています。
すべての存在は、少しでも理想へと近付き、それを実現させるために存在しているのです。
そして、誰もがそう願っているのです。
すべての道は理想によって生み出されることを知らなければならないでしょう。
理想が目的地として存在することがなければ、人は歩き出すことはありません。
歩かなければそこに道が築かれることはないのです。
あなたが生きて人生を築いているということは、理想へ向かって歩んでいるということです。
人は自らが所有する理想から逃れることは出来ません。
どのような心境であろうとも、そこには必ず理想が存在しているのです。
その理想を実現させるために人は歩むのです。
人は理想を持たずに存在することは出来ません。
それは、道を築くことこそが命の意義だからです。
全方向に対して理想は存在しています。
あなたの心が向上や成長を求めているのならば、そこには必ず何らかの理想が存在しているはずです。
向上を求め、成長しようとする心の働きが既に理想を求めているようにです。
例え、あなたの心が堕落や怠慢などの破滅を求めていたとしても、それも理想なのです。
建設的な方向でも、破滅的な方向でも、そこには必ず理想が存在しているのです。
意識が存在する場所には理想が存在します。
あなたが心(意識、意思)を所有した時点において、そこには何らかの理想が存在しているのです。
そのため、あなたがどのような方向性を見出そうとも、そこには必ず何らかの理想が存在しているのです。
あなたは自らの理想から逃れることは出来ません。
あなたは歩み続けなければならないのです。
どこへ向かい、何をしようとも、その先には新たな理想が生まれ、あなたはその理想へと歩みを進めなければならないのです。
すべての存在は、理想へと向かうことを義務付けられています。
そのため、世界には常に変化が存在し、そこに存在しているすべてのものは自身も変化しなければならないのです。
変化するということは、何かを与え、何かを受け取るということです。
何かを失い、何かを得るのです。
あなたを出入りすることが変化なのです。
あなたはその変化を止めることは出来ません。
常に何かを与え、常に何かを受け取っているのです。
すべては変化を必要としています。
あなたは世界に対し、自分自身に対して何を求め、何を願いますか?
あなたが所有する理想へと近付き、それを実現させるためには変化を必要とします。
それは、変化することなくその場から動くことは出来ないからです。
変化するためには、何かを与え、何かを受け取る必要があります。
何も与えず、何も受け取らずして変化することは出来ません。
あなたは与えなければなりません。
そして、受け取らなければなりません。
変化を止めることは出来ません。
弛(たゆ)まぬ変化の先に、あなたは自らの理想へと辿り着くことが出来るでしょう。
どのような理想も不可能ではありません。
すべてはあなた次第です。
しかしながら、簡単に理想へと辿り着くことが出来る訳ではありません。
あなたが求めるものを得るためには、それに必要なものを失わなければならないからです。
報酬にはそれに見合う代償が必至なのです。
受け取るだけでは重くて歩むことは出来ません。
与えるだけでは疲れ果てて歩むことは出来ません。
出入りのバランスが必要です。
何を求めるかによって、何を失うのかが決まります。
得るものと失うものは同じ大きさだとは限りません。
得るためには失わなければならないこと、失えば得なければならないこと。
すべては理想へと向かい変化し続け、それを食い止める術を持たないこと。
あなたは理想へと向かって歩み続けなければならないことを覚悟しておかなければならないでしょう。
すべては、理想へと繋がっています。
理想を実現させるために必要なことを選択しましょう。
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