あなたは人を判断しなければなりません。
人を判断することによって、的確に自己を動かさなければならないのです。
人にはそれぞれに独自の価値観というものがあります。
人は価値観によって物事を決めているため、その価値観によって協力し、または互いに争います。
人が協力するためには、価値観を揃えなければならないのです。
価値観がある程度揃っていなければ、人が協力することは難しいのです。
協力とは、個々が一つの目的を果たすために一致団結することです。
一つの目的を成す為には、団結する必要がありますが、価値観が違うのであればその団結は難しいのです。
あなたは選択の世に生きています。
人の価値観を変えるよりも、近い性質の価値観の人と共にいることの方が重要なのです。
協力によって大きな力を導くことで人を変えることはできるでしょうが、初めから相容れない価値観を正すよりも、近い価値観によって協力して事を成すことの方が先決なのです。
生物の進化のように、身体を変化させるよりは移動することが先決なのです。
人を無理に変える必要はありません。
どちらにしても、人を無理に変えることはできません。
人はそれぞれの心を楽しみます。
それがどのような楽しみであったにしても、その人の価値観が選んだ楽しみを他人が奪ったり、変えることはできないのです。
人が人の楽しみを取り上げたとしても、その人はまた同じように楽しむのです。
人を変えることはできません。
人は自らの価値観に従って事を選択するのです。
あなたは自らの価値観に近い価値観を所有する人を探して協力しましょう。
あなたは人を選ばなければならないのです。
すべての人が相容れるということはありません。
争わないにしても、その主義主張が相反するのは当たり前のことなのです。
すべてが一つの主義主張によって動くということは物事の偏りを意味し、偏りを所有した文化は滅びるということを理解しなければならないでしょう。
様々な職種が存在しているから、社会が成り立っているのです。
すべてが同じ職種であるのならば、社会は成り立たないでしょう。
違う職種がそれぞれに発展して行くから、社会が成り立ち、その文化は栄えるのです。
あなたは無理に誰かと仲良くする必要はありません。
すべての人が仲良くすることに越したことはないですが、残念ながらそれは不可能なことなのです。
世界はバランスを保ちます。
バランスを保つためには、右方向だけに伸びてはなりません。
左方向にも向かって伸びていかなければならないのです。
右の方向性を持つものと、左の方向性を持つものの性質は相容れるものではありません。
しかしながら、その二つの性質が発展することによってバランスは保たれ、物事は向上していくのです。
あなたは人を判断しなければなりません。
良く人を観察しましょう。
あなたの求める価値観の実現に不向きな価値観を持つ人が側にいるかも知れません。
相容れない価値観の人を側においていれば、物事が発展することは難しいでしょう。
違う目的地を目指す船頭が二人もいては、船はどこにも辿り着くことはできないのです。
従わないのであれば、その人を船に乗せることを諦めましょう。
彼には彼に合った行き先の船が存在しています。
従わないのであれば、あなたは潔(いさぎよ)く去りましょう。
あなたにはあなたに合った船が存在しています。
輪を乱す者は輪を乱さないコミュニティに属さなければなりません。
目的は向上発展であり、貢献であるということを覚えておきましょう。
どのような方向性を持つ船であっても、目的地へと到着し、その目的を果たさなければなりません。
内乱によって沈むような船ではならないのです。
暴力によって反乱を起こさなければならないのであれば、潔くその船を去りましょう。
反乱を起こさなくても快(こころよ)く働くことのできる船に乗り込むのです。
あなたは人の価値観を見なければなりません。
その人がどのような方向性を持っているのかは、その価値観によって示されています。
人は価値観により、自分の行き先を公表しているのです。
あなたはその船がどこに向かうのかを確認しましょう。
その行き先が自分自身の求めるものと違うのであれば、その船には乗り込んではなりません。
価値観は人の行き先を示しています。
それが公表されているにも関わらず、その船に乗り込んで不満を抱いてはなりません。
見えなかった、書かれてはいなかった、などという言い訳は通用しません。
あなたが自分自身でその船に乗り込んだのです。
あなたが自分の意思によってその人と共にいるのです。
責任は自分自身で取りましょう。
あなたはしっかりとその人を見なければなりません。
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