人は自らに良いものを選択して行います。
人が行うものは、自らにとって良いと思ったことです。
それが良いと思っているから選択肢として存在し、それを実行するのです。
それが自らにとって悪いと思うものであるのならば、人がそれを選択肢として持つことはあっても、実行することはないのです。
あなたが実行したこと、実行していることは、あなたが良いと思ったことであるということを覚えておきましょう。
人生はあなたの行為を評価します。
他人があなたの言動を評価するのと同じです。
あなたが内心にどのような思いを持っていようとも、あなたの行為から評価する以外に方法はないのです。
あなたが内心にどのような思いを持っていようとも、あなたの行為こそが人生を築くということを覚えておきましょう。
あなたが行ったことは、あなたが良いと思ったことであり、良いと認めたことです。
その事実から逃れることはできません。
あなたが自ら良いと思って選択したものに対して不満を持つのは間違っています。
それがどのような理由による選択であったにしても、それはあなたが良いと思って選択したものであるのです。
悪いと思っているものであるのならば選択しなければ良いのですが、あなたはそれを良いと思って選択したのです。
あなたの行為は、あなたの公認であるということを覚えておきましょう。
自らの行いには責任が伴うのです。
自らが良いと思って選んだものが、選んだ後に間違いだったと気付くことは良くあることです。
間違いであったと気付いて、それを正すことは良いことです。
しかしながら、それが間違いであったと気付いたとしても、そこに不満を持つのは間違っているのです。
あなたが自分自身で良いと思って選んだものを、不満という破滅的な感情と方法によって痛めつけてはなりません。
そのような感情や方法によっては、その問題が解決することはないからです。
問題の解決とは、物事の状態が良くなるということです。
その問題があなたに対して利益をもたらす良い状態になって初めて、問題が解決したということを知りましょう。
それがあなたに対して利益をもたらさない状態であるのならば、問題は解決していないということを覚えておかなければならないのです。
問題を攻撃し、それを遠ざけることによって目の前から退けることは可能です。
嫌なものに蓋(ふた)をして、それを見ないようにすることはできますが、それが問題の解決であるといえるでしょうか?
見た目が綺麗な車であっても、そのエンジンが動かないのであればそれは価値を揺るがす大きな問題であるでしょう。
大切なのは物事の本質を改めることでしょう。
物事の本質を改めることなく、その問題が解決するということはありません。
あなたが自らの選択を間違いだと思い、それに不満を持つという方法では、その問題の本質が解決するということには至らないのです。
あなたが自らの選択に対して不満を持つことなく、それに対して喜びを得ることができた時に問題は解決するのです。
あなたが豊かな人生を求めているのであれば、自らが良いと思って選んだことに対して不満を持ってはならないでしょう。
あなたはそれを自分自身で選択し、実行したということを忘れてはならないのです。
人生は都合の良いものではありません。
何を選択するにしても、そこには責任が伴うのです。
食べたものが思っていたのと違う味わいであったからといって、それを返品することはできないのです。
食べたものの代金が返ってくることもないのです。
あなたがそれを良いと思って、自らの責任によって選択し、それを食べたのです。
ならば、その過失は自分自身に存在しているのです。
あなたが人生に経験することは、あなたが自分自身で良いと思って選択したことなのです。
それに不満を持ってはなりません。
問題が解決するように、その本質に対して働きかけなければならないのです。
あなたは自分自身を改めなければならないということを覚えておきましょう。
すべてはあなたが良いと思って選択したことです。
どのような言い逃れも通用しません。
あなたにはそれ以外を選ぶこともできたのです。
あなたは責任を果たす人になりましょう。
自らの責任から逃れようとしてはなりません。
責任から逃れようとすれば、その苦しみは更に大きなものとなり、網にかかった魚のようにあなたの肉に責任が強く食い込むでしょう。
逃れようとしてもがくほど、その苦しみは絡み付いて締め付けます。
あなたは問題から逃れようとしてはなりません。
問題は解決するのです。
そこから何等かの利益を得なければなりません。
苦しいからと言って逃れようとしてはなりません。
苦しい時にはその事実を受け入れなければなりません。
事実を受け入れなければ、その苦しみはいつまでもあなたから離れないでしょう。
あなたが良いものを選択したように、問題の中にあっても良いものを選択しなければならないということを覚えておきましょう。
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