心の豊かさを損なう者は、人生の豊かさを損なう者です。
	
心が豊かにあれば、その人生は豊かなものであるでしょう。
		あなたが人生を豊かなものにしたいと考えているのであれば、その心の豊かさを考えなければなりません。
		心の豊かさを実現することなく、人生の豊かさは有り得ないということを覚えておかなければならないでしょう。
		状況がどのようなものであろうとも、そこで心が損なわれるのであれば豊かさを得ることはできません。
		どのような状況下にあっても、そこで心が豊かさを得るのであれば、あなたは豊かさを得ることができるでしょう。
		大切なのは自己(心)がどのようにあるのか?ということです。
		人生は自己の状態に左右されるということを覚えておきましょう。
		人生が幸福であるのも、不幸であるのも、すべては自己の状態であるのです。
		その心が豊かさを失うことがなければ、人は人生を豊かに生きることができます。
		それはとても単純な理論です。
		人生の豊かさや幸福を得るのに、特別な方法など必要ではありません。
		限られた一部の人だけが幸福を手にすることができるという訳ではありません。
		すべての人が幸福を得ることができるのです。
		条件はただ一つです。
		その心の豊かさを実現させることです。
		この理(ことわり)を守ることができるのであるなら、どのような状況にあっても人が幸福を失うことはないのです。
		心の豊かさを失ってしまうと、人生の幸福も失ってしまいます。
		人生はあなたの心の中で作り出されているということを理解しなければならないでしょう。
		あなたは何よりもその心の豊かさを欲しましょう。
		心の豊かさよりも価値のあるものは存在しません。
		世界で一番価値のある宝石を所有していたとしても、それを所有していることによって心の豊かさが損なわれるのであれば、それを持つ価値はないということを理解しましょう。
		あなたは何を得るよりも、心の豊かさを得ることを願いましょう。
		ただし、怠惰によっては心の豊かさは得られないということを知りましょう。
		多くの人は危険に会わないことによって心の安心を得ることができます。
		しかしながら、心の安心を得ることと、心の豊かさを得ることとは異なります。
		心が安心を得たからといって、豊かさを得ることができるとは限らないのです。
		安心の中にいれば危険に遭遇することはないでしょう。
		しかしながら、そのような場所にいるのであれば、経験不足に陥り、心が成長することはありません。
		この世界においての豊かさとは、物事が成長することであるのです。
		物事が向上し、発展することが豊かさであるということを理解しましょう。
		危険を避けることは必ずしも豊かさへは繋がらないということを理解しておきましょう。
		この世界には生じる働きと滅する働きとが存在しています。
		その両方の働きを理解して物事を選択することがなければ、人が成長を得ることはできないのです。
		人は成長するために何かを掴み取らなければなりませんし、何かを手放さなければならないのです。
		何かに固執(こしゅう)することでは、人は豊かさを得ることはできないということを知らなければならないでしょう。
		大切なのは心の豊かさを保つことです。
		物事が生じる働きと滅する働きを理解して、その豊かさを保ちましょう。
		あなたはその心が豊かさを保つために必要なものを掴み取りましょう。
		そして、その心が豊かさを保つために必要なものを手放しましょう。
		あなたは心の豊かさを損なうものを遠ざけなければなりません。
		それがどのような事柄であろうとも、心の豊かさの弊害になるものであるのならば、それを遠ざけなければなりません。
		大切なのは目的を成すことです。
		その目的地に辿り着くための最善を考えましょう。
		歩き疲れて倒れてもいけませんし、休んで日が暮れてもなりません。
		疲れたならバスに乗っても良いのです。
		とにかく、その目的を果たすことが重要なのです。
		人生においては、決められた方法などは存在しません。
		あなたはあなたの好きな方法によってその目的を果たしましょう。
		あなたの心に合った方法によって、心の豊かさを保つのです。
		人が歩いているからといって、歩く必要はありません。
		人が休んでいるからといって、休む必要も無いのです。
		目的を果たすことだけを考えていましょう。
		あなたは自らの心の豊かさを守らなければなりません。
		心の豊かさ以上に価値のあるものはこの世界には存在しないということを忘れてはならないでしょう。
		
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