あなたは自らの欲求に対して、それがどのような結果をもたらすものであるのかを確認しましょう。
何の確認もせずに欲求に従うことは避けなければなりません。
何の考えも無しに欲求に従うことは、自らの豊かさを損なう行為であるということを理解しなければならないのです。
あなたの心の中に沸き起こる欲求が、あなたに対して豊かさを導くものであるのかは、その欲求を審査しなければ分かりません。
すべての欲求があなたに豊かさを導くことなどないということを理解しなければなりません。
この世界が生じることと滅することによって保たれているように、あなたの欲求にも建設的なものと破滅的なものとが存在しているのです。
建設的な欲求に従うのであれば、人は豊かさを得ることができるでしょう。
破滅的な欲求に従うのであれば、人は苦しみを得ることになるのです。
何を得るのかは、人が決めることです。
自分自身の欲求に従うことによって人は結果を得るのです。
あなたはどの欲求に従うべきなのかを考えなければならないのです。
人は未熟であり、完璧な存在ではありません。
その欲求があなたに良い結果を導くと決められている訳ではありません。
人は幸福を求めていますが、その判断は決して完璧ではないのです。
人は愚かであり、誤るものだと知って、自らの判断に注意しましょう。
自らの中に沸き起こるどの欲求に従うかによって、受け取る結果は違うのです。
あなたが幸福を求めているのであれば、それを実現させることができる欲求に従って行わなければならないのです。
幸福を滅ぼすような欲求に従っているのであれば、幸福を得ることはできません。
あなたは自らの欲求が、後の自身に対してどのような結果を導くのかを考えましょう。
結果というものは、その時になってみなければ分からないものです。
しかしながら、分からないから推測しなければならないのです。
あなたはこれまでの人生経験の中で、どのようなことを行えばどのような事が起るのか?ということをある程度想像することができるはずです。
経験則があなたを裏切ることはありません。
自らが経験して得た教訓には従いましょう。
経験則を欲求に対して当てはめることによって、あなたは自らの欲求を判断しましょう。
その欲求があなたに対してどのような状況をもたらすのかを想像することは難しくても、それによって自身の心境がどのようなものになるのかを想像することはできるでしょう。
あなたが楽しく無いことは、あなたに幸福をもたらしたりはしません。
あなたの心境が苦しむのであれば、状況も苦しいものでるのです。
あなたは心が楽しむことを推測して行いましょう。
あなたがその欲求に従って行った時に心地好くなければ、その欲求に従ったことで幸福を得ることはできないでしょう。
あなたは自らの欲求を審査しなければなりません。
時間を無駄に過ごしてはなりません。
力を無駄に使ってはなりません。
あなたは幸福を求めています。
だからあなたは幸福を掴み取らなければなりません。
心が満たされることが幸福です。
その行為による時間が過ぎて空しさを覚えるのであれば、その行為によっては本当の意味での幸福は得られないのです。
その行為が終わった後も、充足感に満たされているのであれば、その行為によって本当の意味での幸福を得ることができるでしょう。
あなたは後悔するような欲求に従ってはなりません。
あなたは自らの欲求に対する欲求をコントロールしなければならないのです。
自己を制することができない者には、人生の豊かさをコントロールすることもできないでしょう。
自己を整え、コントロールする者だけが、次に得る状況をコントロールすることができます。
次に得る状況を豊かなものとするのであれば、人生は豊かなものとなるのです。
あなたは自分自身の選択が重要であるということを理解しましょう。
あなたが自分自身によって人生を決めるのです。
あなたがどのような欲求に従うのか?によって人生が決まるということを忘れてはならないのです。
あなたは決して審査無しで、次々に沸き起こる欲求に対して従ってはなりません。
自己の感情を思い付くままに表現する人は、その精神が子どものように未熟であると公表するようなものです。
思い付いたことをすべて行動しているのであれば、計画性の無い愚かな人だと公表しているようなものです。
そのような人が他人の信頼を得ることは難しく、他人からの信頼を得ないことによって苦しみます。
あなたは自らの欲求を審査することによって、自らの生き方をコントロールしましょう。
人が欲求に従って節操を失ってはなりません。
人は人の守るべきことがあります。
人が人として在るのは、その決まりを守っているからなのです。
あなたは人として生きていかなければなりません。
人として貢献しなければなりません。
人としてこの世を去らなければならないのです。
あなたは自らの欲求がどのような結果をもたらすのかを考えましょう。
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