あなたは自分勝手に生きてはなりません。
人生はあなたのものですが、あなただけのものではないのです。
この言葉に矛盾を感じてはなりません。
あなたは独りで生きているのではないのです。
あなたは、あなた以外の存在と共に生きているのです。
あなた以外の存在がいなければ、あなたの人生は築かれません。
あなた以外の存在がいるからこそ、あなたの人生は築かれるのです。
あなたは自分以外の存在の重要性を理解しなければならないのです。
自分独りで生きている気になってはなりません。
自分独りで生きていけるなどと考えてはなりません。
人は自分以外の存在と協力しなければ、決して生きていくことはできないのです。
自分勝手に生きれば、自らその協力を手放すようなものです。
協力がなければ決して人生を築くことはできないのです。
あなたは協力してもらわなければならないのです。
しかし、協力というのは、何もあなたに対して好意的に、また有効的なものとは限りません。
あなたにとって敵意を以て、また不利に働くような協力というものも存在しているのです。
そのことを知って、人生を生きなければならないのです。
難しく考える必要はありません。
簡単に言えば、目の前のすべての状況があなたに対する協力であると考えれば良いのです。
良いことも悪いことも、そのすべてがあなたに対する協力なのです。
そのことを忘れてしまうと、あなたは自分勝手に生きるようになってしまうでしょう。
自分勝手に生きて大成する人はいません。
それは真理に反している行為だからです。
相手があなたを憎むのは相手の勝手ですが、あなたは敵を作ってはなりません。
あなたを憎む相手に対しても、思いやりと感謝を忘れてはならないのです。
すべてがあなたの大切な人生を築くための協力なのです。
感情的に捉えてはなりません。
自分勝手に相手を責めてはならないのです。
人生は様々な存在が共に築いてくれています。
敵だと思える相手や、苦悩であったとしても、それらが重要な役割を果たしているのです。
重要な役割を果たしている存在を蔑(ないがし)ろに扱ってはならないのです。
悪役が存在しなければ、問題も生じません。
そのような物語のどこが面白いのでしょう?
あなたはそのような物語を長い時間をかけて見ていたいですか?
退屈するとは思いませんか?
それこそが苦痛であるのです。
この人生はあなたの物語です。
それは様々な展開によって大きく動きます。
それで良いのです。
あなたは人生を小説や映画のように楽しまなければなりません。
小説や映画によって、あなたが実際に誰かを恨むでしょうか?
それらによって人生に絶望することがあるでしょうか?
小説や映画は娯楽として冷静に認識することができるはずです。
それで良いのです。
あなたは人生を真剣に生きなければなりません。
しかし、それを歪めてはならないのです。
人生は娯楽です。
小説を読んでいる時に書籍を破り捨てたり、映画を観ている時にスクリーンを引き裂いてはならないのです。
どのような展開やエンディングに収まろうとも、それが重要であるのです。
そこにメッセージがあるのです。
その展開やエンディングが気に入らないからといって暴れてはなりません。
小説が書籍になり、映画が上映される時点では、既にそれらは完成されており、今更それをどうすることもできないのです。
人生がどのような状況を招こうとも、それに文句を言ってはなりません。
自分勝手に生きてはなりません。
すべてがあなたという原因によって導かれる当然の結果であるのです。
自分がやっておきながら、わたしはやっていませんなどという見苦しい態度をとってはならないのです。
自らの生き方によって出来上がった状況に対して不満を吐くという時点において、自分勝手であるということを知りましょう。
どのような状況も楽しみましょう。
人生は楽しいものなのです。
あなたは自分自身で物語を書き連ねるのです。
良い生き方によって、良い文章を記しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿