すべての人は、理(ことわり)を離れることはできません。
すべての人は、理を超えることはできません。
すべての人が理の中に存在します。
すべての人は、理を手放すことはできないのです。
理とは、全体です。
人間とは、個です。
個は、全体によって存在することができます。
全体が存在しなければ、個は存在することができないのです。
理がなければ、あなたは存在してはいません。
あなたという存在は、理によって許されているのです。
そのため、理を離れることはできないのです。
あなたは、理を大切にしましょう。
それを無視してはなりません。
多くの人は、理を知りません。
そのため、個が主体となっているのです。
多くの人は、個を満たすために行為しています。
多くの人が、自らの欲望のために生きているのです。
多くの人にとっての動機とは、自分の利益に繋がることです。
損失を動機とする人はいません。
すべての人が利益を求めているのです。
あなたは利益を求めなければなりません。
しかしながら、どうすれば利益を得られるのか?ということを真剣に考えなければなりません。
多くの人は、利益について真剣には考えていません。
多くの人は、利益を短絡的に考えているのです。
そのため、直接的な利益を求めています。
例えば、強盗に及ぶようなものです。
多くの人は、他者の利益を奪うことによって、自分の利益を確保しようとします。
しかしながら、そのような愚かな者が利益を得ることはできません。
強盗も、一時的には多くの富を得るように思えます。
しかしながら、他者から奪って得た富よりも大きな富を、後に失うことになるのです。
大切なのは、理を忘れないことです。
理とは全体です。
全体とは、自分以外の存在のことなのです。
あなたが自分の利益に目が眩(くら)み、他者の利益を見失った時には、大きな損失を得ることになるでしょう。
理を無視して、人が豊かさを得ることはできないのです。
賢者は理を活用し、愚者は理を破ろうとするのです。
多くの愚者は、自分のために他者の利益を奪おうとしています。
個である人が、全体を損なうことはできません。
個である人は、自分の利益を損なうのです。
そのため、自分の利益のために働く者は、却(かえ)って自分の利益を失うということを覚えておきましょう。
他者の利益のために働く者は、却って自分の利益を得るということを理解する必要があるのです。
多くの人が、狡猾(こうかつ)さを抱いています。
多くの人が、全体から利益を騙(だま)し取ろうとしているのです。
しかしながら、そのような浅はかな企(たくら)みが成就(じょうじゅ)することはありません。
豊かさとは、全体に貢献する者にだけ与えられるものだからです。
あなたが豊かさを必要としているのであれば、自分の利益を追い求めてはなりません。
個を追求すれば、全体に貢献することはできないのです。
あなたは、目の前の他者の利益のために働きましょう。
目の前の他者のために働くことによって、全体に貢献することができます。
それは、あなたに多くの豊かさを導くのです。
目の前の他者のために働くことができない者が利益を得ることはありません。
それは、利益とは貢献度であり、それは、他者の満足度であるからです。
あなたは自分以外の何かの利益のために働きましょう。
それは、自然環境でも、他の生命体でも良いのです。
不器用でも良いのです。
自分以外の利益のために懸命に働くのです。
あなたが懸命を尽くせば、他者は満足します。
あなたが怠惰(たいだ)を見せれば、他者はあなたに損失を与えるでしょう。
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