すべての人は、変化を求められています。
	すべての人は、変化を実現しなければなりません。
	なぜなら、変化と幸福は等しいからです。
	変化とは幸福です。
	そして、幸福とは変化なのです。
	多くの人が苦悩を抱えています。
	多くの人が満足することができずに、不幸を感じているのです。
	それは、変化しないからです。
	多くの人は安定を求めます。
	変化しないことが良いと思い込んでいるのです。
	変化することがなければ、停滞する以外に方法はありません。
	停滞とは不変であり、不変とは不幸なのです。
	人は、変化によって幸福を感じ、不変によって不幸を感じるようにできているのです。
	しかしながら、多くの人は安定という名の停滞を欲します。
	そこに矛盾を覚えるでしょう。
	その感覚は正しいのです。
	なぜなら、矛盾しているからです。
	多くの人は矛盾を抱えています。
	そのため、苦悩を得ることになるのです。
	多くの人が安定を求めるのは、一度手に入れた幸福を手放したくはないからです。
	幸福は変化によって手に入れることができました。
	しかしながら、そのことは忘れてしまうのです。
	一度手に入れた幸福を守ろうとする時、多くの人はその状態を停滞させることによって守ろうとします。
	現状を維持することによって、幸福を守ることができると考えるのです。
	しかしながら、幸福とは変化であるために、その企(たくら)みは必ず破綻(はたん)します。
	多くの人は、目の前の快楽に溺れるのです。
	大切なのは、物事を俯瞰(ふかん)することです。
	一部を切り取って判断するのであれば、それを誤ることになるでしょう。
	多くの人は、”偶然に”幸福を手に入れます。
	偶発的に起こした変化によって、偶然の幸福を手に入れるのです。
	手に入れた幸福が偶然の産物であるために、それを失わないように必死で守ろうとするのです。
	多くの人にとって、幸福とは偶然の産物です。
	しかしながら、この世界には偶然は存在しません。
	すべてが因果の仕組みの中に存在する必然なのです。
	もちろん、幸福を手に入れるには理由があります。
	それは、先述した変化です。
	幸福を手に入れるのは簡単です。
	それは、変化を受け入れれば良いだけなのです。
	常に既存の概念を疑い、常に未知に興味を抱き、常に学ぶ姿勢を崩さず、常に変化するために行動する必要があるのです。
	幸福を手に入れるためには、これだけの過程を経れば良いだけなのです。
	特別な知識も技術も必要ではありません。
	変化し続けることだけです。
	これは誰にでもできることなのです。
	多くの人が幼少期を幸福だと考えます。
	もしくは、思春期を幸福だと考えるでしょう。
	多くの人が、人生の前半を幸福と考えているのです。
	それは、幼い自分が強制的に変化の中に生きていたからに他なりません。
	多くの人は、年齢を重ねるに連れて、変化の乏しい人生を生きるようになります。
	自分が正しいという傲慢(ごうまん)さが強化され、他者の忠告を受け入れることもなくなります。
	傲慢は変化を否定するのです。
	多くの不幸な人たちは皆、傲慢に陥っているのです。
	あなたが不幸を感じているのであれば、その理由は傲慢に陥っているからです。
	あなたが不幸を感じている理由は、変化を否定しているからなのです。
	ただ、それだけです。
	誰かや何かがあなたの障壁となり、あなたに不幸を強いているのではありません。
	不変を許す傲慢さが、自分を苦しめていると理解しましょう。
	難しく考えずに、執着を手放しましょう。
	偶然に手に入れる幸福も不幸もありません。
	すべての状態を説明することができるのです。
	変化の重要性を理解しましょう。
	偶然の幸福に縋(すが)ってはなりません。
	
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