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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年7月12日水曜日

懸命な奴隷

すべての人は苦しまなければなりません。
この世界において、苦しみを離れることのできる人はいません。
あなたがどれだけの努力を積み重ねようとも、苦しみから逃れることはできないのです。
苦しみは、生涯に渡り、あなたと共に歩むでしょう。
あなたは苦しみと共に生きなければならないのです。
それが仕方の無いことだと受け入れなければなりません。
しかしながら、多くの人は、苦しみを受け入れることができません。
どうにかして、苦しみから逃れようと必死なのです。
それは、苦しみの本質を知らないために選択される行為です。
あなたが苦しみの本質を理解することができるのであれば、苦しみから逃れるために時間と労力を浪費することはなくなるでしょう。
苦しみから逃れることができないのに、それから逃れようとするのであれば、奴隷が鎖(くさり)を引きちぎろうと努めるようなものなのです。
奴隷が鎖を引きちぎろうとしても、鎖を引きちぎるほどの力はありません。
奴隷が鎖から解放されるためには、懸命に働く以外に方法はないのです。
苦しみとは、人を縛り付ける鎖のようなものです。
それは、自由を奪います。
苦しみによって、人は人としての尊厳(そんげん)を失うのです。
そのため、苦しみと共に生きるということは、自由と尊厳を失って生きるということなのです。
人にとっては、それが苦しいのです。
大切なのは、人が自由と尊厳を以(もっ)て生きることです。
そのためには、苦しみという鎖を外さなければなりません。
苦しみの本質は無知です。
すべての人は無知であるために、自由と尊厳を失っているのです。
すべての人が無知です。
そのため、すべての人が苦しまなければならないのです。
この世界において、無知を抱えない者はいません。
すべての人が、無知を抱えているということを覚えておきましょう。
そのため、あなたは必ず苦しまなければならないのです。
無知な者には、鎖の解き方が分かりません。
奴隷は、懸命に働かないために鎖に繋がれているのです。
懸命に働く奴隷は鎖を解かれ、仕事に専念することを許されるでしょう。
しかしながら、懸命に働かない奴隷には、逃亡の恐れがあります。
そのため、逃亡しないように鎖で繋いでおかなければならないのです。
多くの人は、目の前の問題から逃亡します。
人は、目の前の問題に対して、懸命に働き掛ける必要があるのです。
目の前の問題に対して、懸命に働き掛ける者は知識と経験を得るでしょう。
知識と経験は、ある段階で理解を導きます。
理解とは喜びなのです。
それは、苦しみという鎖を解く鍵であるということを覚えておきましょう。
目の前の問題に対して、懸命に向き合っている者は、鎖を解いて自由に近付きます。
無知を手放し、理解を得る者は自由を得ることができるのです。
残念ながら、あなたが労働から解放されることはありません。
それは、すべての人が無知を抱え続けているからです。
しかしながら、限られた条件の中でも自由と尊厳を以て生きることはできるのです。
すべての人が人生の奴隷ですが、懸命に働けば豊かな人生を生きることができるのです。
あなたは、苦しみの本質が無知であることを知りましょう。
目の前の問題に対して懸命に働き掛けない者には、決して無知を克服することはできません。
あなたはどのような問題においても学ばなければなりません。
人は、どのような問題からも学ぶことができるのです。
あなたは、すべての問題から学ぶことがあるということを忘れてはならないのです。
あなたは苦しまなければなりません。
しかし、それは無知を所有しているからです。
懸命に働く奴隷を、主人が苦しめることはないのです。
懸命に働く奴隷は、主人に気に入られ、重要な仕事を任されるようになるでしょう。
あなたが懸命に学べば、人生はあなたに重要な仕事を与えるでしょう。
それを喜びましょう。
    

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