人生とは、一方通行の道です。
人は、進み続けなければなりません。
人は、前を向いて進むことによって、その道程(どうてい)を豊かなものにすることが出来るのです。
あなたは、振り返ってはなりません。
道を引き返してはならないのです。
多くの人は、過去を引き摺(ず)っています。
多くの人は、過去を良いものと考えているのです。
そのため、後ろを振り返ります。
そして、道を引き返そうとするのです。
残念ながら、良い過去というものは存在しません。
過去が良いというのは、幻想なのです。
目の前の現実から逃避するために、過去を良いものと思い込もうとしているのです。
過去を良いものにしなければ、目の前の現実から逃避することが出来ないのです。
人が道を進むということは、それだけ成長しているということです。
人生には、自分に相応しい状況が導かれます。
人生は、あなたに相応しいのです。
人は経験を重ねます。
それが自然の理(ことわり)です。
人が経験を損なうことはありません。
生きていれば、人は自然と経験を重ねることになります。
生きていれば、人は少しでも成長することが出来るのです。
成長を否定しても、成長することになるのです。
そのため、過去が良いことなど有り得ません。
冷静に考えてみれば分かることなのです。
多くの人は、感情に従って人生を選択します。
感情とは、短絡的な衝動です。
感情に従った選択は、破滅的な行為に繋がるということを覚えておかなければなりません。
すべての人が未熟です。
すべての人が歪んでいるのです。
感情とは、未熟であり、歪んだ心の働きに過ぎないのです。
そのため、安易に感情に従っては、人生は乏しさを導くことになるのです。
感情的に行為すれば、あなたは絶望を得ることになるということを覚えておきましょう。
過去が良いことなど有り得ません。
あなたが過去に焦(こ)がれ、現実を逃避し、後戻りしようとするのであれば、辿り着ける場所は苦悩であるということを知っておかなければなりません。
道を進まない者に栄光はありません。
豊かさや幸福というものは、道の先に存在しているのです。
あなたにとって、目の前の現実がどのようなものであろうとも、安易にそれを否定してはなりません。
それが、辛く苦しいのは知っています。
しかしながら、それは、あなたに相応しい最善であるのです。
それを辛く苦しいと感じるのは、それを辛く苦しいと考えているからに他ならないのです。
目の前の現実が辛く苦しいのは、あなたがそう決めているからなのです。
後ろを振り返る者は苦悩を得るでしょう。
それは、後ろ向きで歩まなければならないからです。
人生とは、一方通行なのです。
後ろを振り返ったとしても、前進しなければならないのです。
あなたは冷静に考えましょう。
論理的に判断するのです。
理由もなく、気分で決めてはなりません。
人生は、そのように軽々しいものではないのです。
人生の目的は何ですか?
あなたは何のために生きているのですか?
このような問いを所有すれば、人生を真剣に生きることが出来るでしょう。
残念ながら、多くの人は人生を軽んじています。
感情に従うのが、その証(あかし)です。
辛く苦しい状況に対して、辛抱強く向き合うことを覚えましょう。
辛抱強く向き合っていれば、今までには見えなかったものが見えてきます。
分からなかったことが分かるようになるのです。
目の前の現実に対して、何度も向き合いましょう。
それがあなたに豊かさを導きます。
何度も向き合っていれば、辛さも苦しさもなくなるのです。
あなたは前進しなければなりません。
振り返らずに歩みましょう。
良い過去などという幻想に惑わされてはなりません。
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