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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2018年4月25日水曜日

実際を知る

すべての人が分際を所有しています。
人は、分際によって分けられます。
人は、分際に従って生きなければならないのです。
分際が道を決めるのです。
あなたは、分際に逆らうことは出来ません。
それは、あなた自身であるからです。
分際とは、その人の本質です。
あなたの分際があなたであり、あなたの考えている自分という存在はあなたではないのです。
多くの人は、自分を見誤っています。
多くの人は、自己を正当化しています。
多くの人は、自分を美化しているのです。
正しく自己を見極められている人はいません。
誰もが、自分を贔屓(ひいき)しているのです。
例え、そのような気持ちがなくても、あなたの弱さが自分を贔屓しているのです。
多くの人は自分の分際を理解してはいません。
多くの人は、実際の分際よりも、自分を程度の良いものと思い込んでいます。
しかし、残念ながら、実際の分際は、あなたの思い込んでいる自分という存在よりも劣っているのです。
そのことを理解しなければなりません。
実際を知ることが必要です。
理想や幻想を通して見ているのであれば、実際との矛盾を得ることになります。
矛盾を抱えるのであれば、人生は乏しさを得ることになるのです。
矛盾を抱えた状態によって、どれだけの努力を重ねたとしても、人生を豊かにすることは出来ません。
間違った方法を積み重ねるのであれば、事態は悪化することになるからです。
大切なのは、矛盾を手放し、実際を見極めることなのです。
あなたは、正当化し、美化した自分を信用してはなりません。
あなたは、自分が考えている程に上等なものではありません。
あなたは無知であり、未熟であるのです。
それを知らなければならないのです。
大切なのは、自分が愚かであるというところから始めることです。
自分が正しいというところから始める人がいますが、それでは道を誤ってしまいます。
人は謙虚(けんきょ)な姿勢を忘れてはならないのです。
謙虚さとは、道を照らす灯火(ともしび)のようなものです。
謙虚さを忘れた者は、暗闇の道を歩まなければならないのです。
謙虚さを忘れなければ、人が分際を見失うことは避けられます。
もちろん、謙虚も度が過ぎれば、消極的になってしまい、必要な働きが出来ません。
謙虚であるのは、道を見失わないためです。
傲慢(ごうまん)を戒(いまし)めるのも、道を見失わないためなのです。
あなたは謙虚でありながらも、道を進む強い気持ちを忘れてはなりません。
人生を豊かなものにするためには、目的意識が必要不可欠なのです。
人生の目的を知っているのは自分です。
自分とは、分際なのです。
そのため、人生を豊かなものにするためには、分際を弁える必要があるということなのです。
分際を弁える者には悦楽が訪れます。
それは、道を進んで行くことが出来るからです。
そのような人の人生は豊かなものなのです。
分際を弁えない者には苦悩が襲います。
それは、道を誤り、迷いの生存を続けるからです。
そのような人の人生は乏しいものなのです。
多くの人は高ぶっています。
多くの人は、見栄を張るのです。
実際よりも良く見せます。
そのため、人生には矛盾が存在し、苦悩を生きるのです。
高ぶる者は、返せる見込みの無い借り入れが増えていることを知りません。
分際を弁えることがなければ、人は欲望に支配されてしまうのです。
それは、分際を弁えることがないために、不足や不満を覚えるのです。
分際を弁えれば、不足や不満が存在しないことに気が付くのです。
苦悩を得たければ、分際を無視すれば良いでしょう。
悦楽を得たければ、分際を弁えれば良いのです。
ただ、それだけのことです。


人生は、簡単です。

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