すべての人は未熟です。
すべての人は、未熟に生まれたのです。
この世界には、完全な人物など存在しません。
すべての人に一長一短があるのです。
誰もが間違えます。
誰もが過ちを犯します。
誰もが失敗し、誰もが後悔するのです。
苦しまずに生きることの出来る人はいません。
人生は誰にとっても苦しいものなのです。
それは、すべての人が未熟であるからです。
人は、未熟であるが故(ゆえ)に苦しまなければならないのです。
苦しみは避けられません。
人が人生において苦しむのは、自然のことなのです。
そのため、苦しむことは悪いことではありません。
間違えることも、過ちを犯すことも、失敗することも、後悔することも、決して悪いことではないのです。
それは、仕方の無いことです。
そして、それは必要なことなのです。
多くの人は、人生の目的を見失っています。
多くの人は、自分が何のために生きているのかを知らないでいるのです。
あなたは、人生の目的を知っていますか?
自分が何のために生きているのかを知っているでしょうか?
目的を見失ってしまえば、人は迷うことになるのです。
迷いとは停滞であり、停滞とは苦しみです。
人生を豊かなものにするためには、自分で自分を苦しめないことです。
そして、停滞しないことであり、迷わないことなのです。
多くの人にとって、これは難題です。
それは、多くの人が良心を抱えて生きているからです。
多くの人は、自らの愚行(ぐこう)に対して、良心の呵責(かしゃく)に堪(た)えられません。
良心は、あなたの愚行を攻め立てます。
その結果、多くの人は自分の愚行に対して、自分を責めるようになってしまうのです。
多くの人は、自分を責めることによって、罪の意識を軽減しようとしています。
そして、耐え難い苦しみから身を守ろうとしているのです。
大切なのは、すべての人が未熟であると知ることです。
完全な人物は存在しないのです。
もちろん、あなたが完全であるはずがありません。
あなたは間違えて当然なのです。
そのことを理解しなければならないのです。
多くの人は、良心の呵責に堪え兼(か)ねて、自分を責めるようになってしまうのです。
自分を責めることは最善ではありません。
それは、自分を責めたとしても、良い成果を上げることは出来ないからです。
寧(むし)ろ、自分を責めることによっては、悪い成果を上げることになるのです。
それは、人生の原因が自分自身であるからです。
人生は、自分自身という原因の結果でしかないのです。
自分を責めるという原因によって導かれる状況は、苦悩に満ちて乏しいものであるのです。
それは、当然の結果なのです。
あなたは、自分を責める必要はありません。
どのような愚行を犯しても、自分を責めてはなりません。
それは、誰もが未熟であり、誰もが迷惑を掛けるからです。
この世界においては、誰もが同様の立場にあるということを知らなければならないのです。
この世界においては、お互い様なのです。
あなたの愚行は、他者が責めてくれます。
他者の愚行は、あなたが責めるのです。
大切なのは、自分を責めないことです。
自分だけは、自分を責めてはなりません。
あなたは、愚行を教訓として、次のより良い行為へと改めなければならないのです。
他者からも自分からも責められるのであれば、八方塞(はっぽうふさ)がりであるのです。
自分だけは自分を責めず、冷静沈着に打開策を考えなければならないのです。
自分を責めることは、他者に任せておきましょう。
その分、より良い方法を考えましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿