このブログについて

「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2018年6月11日月曜日

人生との契約

すべての人は、自らの分際に従って生きなければなりません。
分際とは、役割のことです。
すべての人が、人生に大切な目的を以(もっ)て生まれます。
人生の目的を果たすためには、自らの役割を果たす必要があるのです。
役割を放棄して、目的を果たすことは出来ません。
目的を果たすためには、役割を果たす必要があるということを覚えておきましょう。
すべての人が幸福を求めます。
すべての人にとって、幸福は命題です。
すべての人にとって、幸福とは、解決しなければならない課題なのです。
すべての人が幸福を命題としているために苦悩するのです。
幸福を求める気持ちが存在しなければ、人生には苦悩も存在しないのです。
人は苦悩を嫌います。
しかしながら、幸福を求める気持ちを手放すことが出来ません。
そのため、人の心は矛盾しているのが自然なのです。
あなたは、矛盾を抱えながらも、幸福を目指して歩み続けなければならないのです。
分際は、人生への契約です。
初めに分際があって、次に人生があるのです。
あなたは、そのことを覚えていなければなりません。
すべての人は無知であり、未熟です。
そのために、大きな誤解を抱えています。
多くの人は、自らの分際を忘れ、人生が主体となっているのです。
分際を弁(わきま)えなければ、人生は成り立ちません。
人生が成り立たなければ、豊かさは得られないのです。
自らの役割を果たさない者が、どうして豊かさを得られるでしょう?
役に立たない道具の行く末を、あなたは知っているはずなのです。
あなたが道具に対して行うように、人生はあなたを扱うでしょう。
道具の価値は、役割を果たすことです。
それ以上の価値はありません。
あなたは、人生の道具です。
あなたの価値は、自らの役割を果たすことなのです。
役割を果たすことによって、あなたは幸福を得ることが出来るでしょう。
役割を放棄しているにもかかわらず、図々しくも幸福を求めるのであれば、乏しさと苦悩が与えられるのです。
あなたも、道具に対して同じことをするのです。
それは、この世界の理(ことわり)です。
避けることは出来ません。
要求する前に、役割を果たしましょう。
役割を果たせば、要求(必要)は自ずと満たされるのです。
あなたは、強盗のように振舞ってはなりません。
権利を与えられていないものを盗み取ってはならないのです。
権利は分際に従って与えられますが、その中から、役割を果たした分だけが与えられるのです。
すべてが与えられるなどと考えてはなりません。
あなたに与えられるものは、あなたに相応しいものだけなのです。
あなたに相応しいものを自分自身で決めることは出来ません。
あなたに相応しいものは、因果の仕組みが決めるのです。
あなたがしなければならないことは、分際に従って生きることです。
それ以外の細々(こまごま)とした考えは必要ではありません。
幸福を手にするために、様々な技術は必要ではありません。
自らの分際に従って役割を果たすだけで良いのです。
"幸福に成りたい"という願いは必要ではありません。
それは、幸福とは目的ではないからです。
幸福とは、役割を果たした副産物に過ぎないのです。
副産物を直接的に求めてはならないのです。
それは、本来の目的を見失うことになるからです。
あなたが幸福を得ようとする時には、苦悩を通過しなければなりません。
それは、あなたが幸福を得るためには、あまりにも無知で未熟であるからです。
苦悩は、分際を弁えるために与えられた課題なのです。
苦悩を乗り越えることは、役割を果たすための段階に過ぎません。
苦悩に足を止めてはなりません。
苦悩を気に留めず、その先にある目的を果たしましょう。
自分の役割を果たすことを、主体としましょう。
人生との契約を忘れてはなりません。



0 件のコメント:

コメントを投稿