人には、それぞれに役割が与えられています。
それは、この世界における仕事です。
それは、この世界を豊かにする仕事なのです。
あなたに与えられている役割は、この世界を豊かなものにするための仕事です。
この世界を豊かにすることが、あなたの人生を豊かにすることなのです。
人生の豊かさを考えることが、人生の豊かさを実現する訳ではありません。
この世界の豊かさを考えることが、結果として人生に豊かさを実現するのです。
個を大切に思うのであれば、全体を大切に扱わなければなりません。
個を大切に思うあまり、全体を軽んじてはならないのです。
あなたは、全体のために個が存在するということを知らなければなりません。
全体が存在しなければ、個が存在する価値はないのです。
例えば、何も無い場所に、花が一輪咲いていたとしても価値はありません。
自然界という全体の中に花が一輪咲いているのであれば、それは大きな価値を持つのです。
あなたが周囲の人たちを無視して富を集めたとしても、その富には何の価値もないのです。
富は、人々の間にあって初めて価値を持つのです。
自分だけの幸福を求めたとしても、それによって幸福を得ることは出来ないということを理解する必要があるのです。
あなたが幸福を必要としているのであれば、自分以外の誰かの幸福を求めなければならないのです。
多くの人は、自分が幸福を得ることに必死になるあまり、他者の幸福を考えません。
それは、利己的な思考を実現し、心を汚してしまうのです。
心を汚してしまえば、あなたは力を失うのです。
心に清らかさがなければ、人に力は無いのです。
多くの人は、自分の幸福に集中し、利己的な思考によって心を汚し、力を失います。
残念ながら、力を失った者が幸福を得ることは出来ません。
幸福とは、心が清らかであり、力のある者に導かれるのです。
それは、力がなければ、役割を果たすことが出来ないからです。
人には、それぞれに役割が与えられています。
あなたは、その役割を果たすことによって、この世界を豊かにしなければならないのです。
力の無い者には、この世界を豊かにすることは出来ないのです。
花は、枝に咲いている時には香りを放ちます。
それは、花の力です。
花は、美しい姿と香りによって、世界を豊かにする仕事をしているのです。
しかしながら、花が枝から離れた時には、美しさと香りを失います。
力を失った花は地に落ちて、朽ち果てるのを待たなければならないのです。
人は、理(ことわり)に繋がっていなければなりません。
枝に咲いた花が美しさと香りを放つように、理を生きる人は気品を放つのです。
理を生きる人には力があります。
理を生きる人は、自らの役割を果たし、世界を豊かにする仕事を成すことが出来るのです。
理を生きなければ、役割を果たすことは出来ません。
理を生きなければ、仕事を成すことが出来ないのです。
理を生きるためには、清らかな心が必要です。
心の汚れている者には、理を見極めることが出来ないからです。
人生には、多くの苦しみが存在しています。
多くの苦しみは、あなたの心の清らかさを攻撃します。
苦しみは、あなたの心を汚すのです。
それは、風が花を落とすようなものです。
あなたは花のように地に落ちてはなりません。
理を生きて、世界を豊かにしなければならないのです。
苦しみの中にあっても、心を汚してはなりません。
すべての苦しみには、大切な意味が存在しています。
それを考えることが重要です。
嵐の中にも美しく咲く花でありましょう。
どのような苦しみを前にしても、心の清らかさを手放してはなりません。
心の清らかさを手放さなければ、あなたは理を生きることが出来るでしょう。
理には、全体を豊かにする方法が書かれています。
それを行う者が、人生を豊かにするのです。
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