人生を豊かなものにするために必要なのは、道理を見極めることです。
道理とは、この世界における理(ことわり)のことです。
道理に従うことなく、人生を豊かなものにすることは出来ません。
豊かさは、道理と共にあるのです。
残念ながら、多くの人が人生に乏しさを感じています。
多くの人は不安や不満を抱えながら生きているのです。
心が充足していない状態というのは、乏しさを抱えている状態なのです。
乏しさを抱えるのは、道理に反しているからです。
ただ、それだけの理由なのです。
人生を豊かなものにするためには、道理に従うだけで良いのです。
道理を見失ってはならないのです。
多くの人が道理を見失い、乏しさを生きているのは、未熟であるからです。
すべての人が未熟です。
すべての人が、簡単に道理を見失ってしまうのです。
あなたは、自分が未熟であり、簡単に道理を見失ってしまうということを理解しなければなりません。
”当たり前”に生きているのであれば、人は道理を見失ってしまいます。
それは、この世界には、様々な誘惑が存在しているからです。
この世界には、道理を見失わせるための誘惑が存在しているのです。
それは、あなたの欲求に訴(うった)えます。
未熟者は弱さを抱えているために、欲求に従ってしまいます。
道理とは、欲求に反する道です。
道理とは、与える道であるのです。
例えば、貢献したいと思う気持ちが、あなたに道理を教えるのです。
与えようとする気持ちは、欲求に打ち勝ちます。
欲求を選択すれば、人は道理を離れ堕落(だらく)します。
堕落する者は、乏しさへと辿り着くのです。
堕落する者が、豊かさへと辿り着くことは出来ません。
それは、道が違うからです。
目的地に辿り着くための道を歩まなければなりません。
目的地に辿り着くことのない道を歩んではならないのです。
多くの人は、豊かさへ辿り着きたいと思いながらも、乏しさへと辿り着きます。
多くの人は、矛盾を抱えているのです。
それは、無知であるからです。
その道を知らないために、辿り着く場所が違うのです。
大切なのは、知恵によって歩むことです。
知恵によってしか、道理を歩むことは出来ないのです。
あなたは、知恵によって見極めなければなりません。
そのためには、知恵を育てなければならないのです。
多くの人は、知恵に不足しています。
知恵とは、視点の数です。
視点の数が多い程に、人は知恵を増すことが出来るのです。
そして、視点の数が多い程に、道理を見極めることも出来るのです。
物事は、必ず多面的に見なければなりません。
決して、一面的に見てはならないのです。
多くの人は、視点の数が不足しています。
そのため、主観に頼って物事を見なければなりません。
主観に頼って物事を見るのであれば、偏見によって見ることになるのです。
偏見は、必ず誤解を生じます。
誤解は更なる未熟さを生み出すのです。
あなたが豊かさを必要としているのであれば、道理に従わなければなりません。
道理に従うためには、主観を離れ、視点の数を増やす必要があります。
未熟な自分を信用してはなりません。
あなたが信用することが出来るのは、目の前に導かれる現実です。
あなたが乏しさを覚えるのであれば、視点の数が足りないということなのです。
自分を正当化して、目の前の状況と争ってはなりません。
内省し、改めましょう。
あなたに必要なのはそれだけです。
視点の数を増やすためには、頑(かたく)なであってはならないのです。
自分が未熟であることを知り、柔軟に生きましょう。
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