すべての人は未熟に生まれます。
すべての人は、無知を生きているのです。
この世界において、無知を無視することの出来る人はいません。
すべての人が、無知と共に暮らすのです。
それは、自然のことです。
それは、仕方のないことなのです。
すべての人は、未熟から始めなければならないのです。
しかしながら、人生の目的は成長を実現することです。
それは、種子が根を伸ばし、芽を天に伸ばすように、成長を実現することが求められているのです。
成長とは、無知を離れることです。
それは、雛(ひな)が巣立つようなものです。
人は、無知という揺(ゆ)り籠(かご)を離れなければならないのです。
無知を離れることによって、未熟を手放すことが出来ます。
それが、人生の目的を果たすのです。
無知を離れるためには、知識と経験を得なければなりません。
知恵を得ることが、無知を離れ、未熟を手放すことなのです。
知恵の働きによって、理(ことわり)を理解することが出来ます。
知恵の働きがなければ、理を理解することは出来ないのです。
理を理解することによって、恐れが去ります。
恐れは、巣立ちを阻(はば)みます。
恐れを抱くことによって、人は成長を実現することが出来ないのです。
雛は、自分が鳥であり、空を行くことが出来ると理解すれば、恐れは去り、飛び立つことが出来るのです。
雛が巣立つためには、目には見えない空の道を信用しなければならないのです。
雛は空を行くために生まれました。
そのため、恐れが去れば、巣立つことが出来ます。
それは、自然の理なのです。
人は、それぞれの役割のために生まれたのです。
どのような人物にも、必要な役割が与えられているのです。
鳥が空を行くように、あなたは自分の道を行くことが出来るのです。
知恵の働きによって理を理解することによって、あなたは自分の道を行くことが出来ます。
それは、理を理解することによって、自分と人生を理解することが出来るからです。
恐れを抱いている状態では、自分と人生を理解することが出来ません。
自分と人生を理解しなければ、人生の目的を果たすことは出来ないのです。
大切なのは、恐れを去らせることです。
人は、理解出来ないことを恐れます。
知恵の働きの無い場所には、必ず恐れが存在するのです。
知恵とは、恐れという暗闇を照らす光です。
知恵によって、恐れは消え去るのです。
あなたは、無知に安心してはなりません。
未熟に落ち着いてはならないのです。
人生には、大切な目的が存在しています。
それを探さなければなりません。
どこに、どのような形で存在しているか分からなくても、それはどこかに必ず存在しているのです。
無知によって、希望を失ってはなりません。
無知によって、恐れてはならないのです。
知識と経験を集めましょう。
無知を喜んではなりません。
目の前の快楽や欲望や苦悩を貪(むさぼ)ってはなりません。
自分とは、何ですか?
人生とは、何ですか?
あなたは、この問いに答えなければならないのです。
苦しみから腰を上げ、自分の人生を歩みましょう。
詰まらない人生を生き永(なが)らえてはなりません。
人生は”冒険”です。
勇気を出して、自分を生きてみましょう。
自分の道を行きましょう。