人は、弱い存在です。
すべての人が未熟に生まれます。
未熟に生まれるすべての人が、無知を抱えて生きているのです。
無知は偏見を生み出します。
偏見は、誤解を導くのです。
誤解は問題を引き起こし、問題は苦悩へと到達します。
苦悩は、人生を乏しく飾(かざ)るのです。
多くの人が、人生に乏しさを感じています。
それは、弱い存在であるからです。
人は、弱さ故(ゆえ)に人生を乏しくするのです。
すべての人が、利己心を抱えています。
利己心とは、自分を中心とした価値観です。
すべての人は、自分を中心とした価値観を生きています。
それは、仕方のないことです。
なぜなら、これは、あなたの人生だからです。
これは、自分の人生です。
他の誰のものでもありません。
あなたには、果たさなければならない目的があり、それは、あなただけに与えられた役割なのです。
あなたは、自分に与えられた役割を果たし、自分の人生の目的を果たさなければなりません。
あなたは、そのために生まれたのです。
あなたは、人生の目的を果たさなければならないのです。
すべての行為は、自分のために行われます。
人生の目的を果たすためには、自分のために力を使わなければならないのです。
残念ながら、誰かのために行為することは出来ません。
誰かのためと思っても、誰かのために行為することは出来ないのです。
あなたの行為は、自分のために行われます。
それは、あなたが自分の人生を生きているからです。
あなたは、誰かの人生を生きている訳ではありません。
誰かの人生の目的のために生きている訳でもないのです。
あなたがどのように努めても、すべては自分のための行為でしかないのです。
誰かのためを思っても、それは自分のためです。
どのように努めても、利己心を手放すことは出来ないのです。
人生とは、そのような場所です。
あなたは、自分のために生きているのです。
自分のために役割を果たし、自分のために目的を果たすのです。
誰かのために行為することは出来ません。
あなたは、自分のために行為しましょう。
利己心を否定したとしても、そこには葛藤(かっとう)が生じるだけです。
あなたは利己心と共に生きるのが自然なのです。
利己心は、人生の目的を果たすために与えられた自然な欲求です。
利己心は、あなたが苦しみの中でも目的地へと進み続けることが出来るように与えられた力なのです。
人は弱い存在です。
本来ならば、利己心によって世界に貢献する必要がありますが、多くの人は、利己心によって快楽や欲望や苦悩に溺れてしまうのです。
利己心の導きには逆らうことが出来ません。
逆らうことの出来ないものに逆らってはならないのです。
あなたは、利己心を活用しましょう。
それを、上手く操作するのです。
利己心に弄(もてあそ)ばれてはならないのです。
すべては利己心の働きですが、あなたは、より良い動機によって行為しなければなりません。
より良い動機とは、誰かや何かの役に立つ自分を喜ぶということです。
純粋な動機は、誰かや何かの役に立つためのものです。
それは、あなたが世界に貢献(こうけん)するために生まれたからです。
あなたは、世界に貢献することで、自分の人生の目的を果たすことが出来るのです。
利己心に従って自分の仕事に専念することで、あなたは世界に貢献することが出来るのです。
自分の仕事を満足に行うことが出来ない者が、どうやって誰かや何かの役に立つというのでしょうか?
満足していない者には、与えることが出来ないのです。
不足している者は、いつまでも集めているでしょう。
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