すべての人は、豊かさを求めています。
すべての人は、豊かさを実現するために生きているのです。
すべての行為が、豊かさを実現するためのものです。
すべての人が、豊かさの実現を求めているのです。
しかしながら、豊かさを実現することは容易(ようい)ではありません。
なぜなら、豊かさを実現するためには、あなたは大き過ぎるからです。
豊かさを実現するためには、豊かさへと辿り着かなければなりません。
豊かさへと辿り着くことがなければ、豊かさを実現することは出来ないのです。
豊かさへの道程(どうてい)は、決して広い道幅ではありません。
豊かさへと続く道は、とても幅の狭(せま)いものなのです。
大手を振って歩くことは出来ないのです。
自分が大き過ぎれば、通り抜けることが出来ません。
自分を小さくしなければ、豊かさへの道を通り抜けることは出来ないのです。
しかも、豊かさへの入口は更に狭いものなのです。
豊かさへの道を通って来た者であっても、豊かさへの入口を通過することは難しいのです。
豊かさへの入口を通過するためには、更に自分を小さくしなければならないのです。
大きい者は、豊かさへと辿り着くことは出来ません。
豊かさへと辿り着くためには、自分を道や入口に合わせなければならないのです。
残念ながら、多くの人は、自分を大きく育てます。
自分とは、自我(じが)のことです。
多くの人は、人生を経ることによって、自我を育てます。
それは、利己的な価値観や生き方へと繋がるのです。
多くの人は、利己的な価値観や生き方が優れていると思い込んでいます。
それは、周囲の多くの人達がそう信じているからです。
多くの人は、多くを集めること、大きく育つことが、豊かさであると信じているのです。
それは、恐怖に根差しているからです。
恐怖に根差しているために、手放すことが出来ないのです。
この世の中では、自我が育つのが”普通”です。
それは、”普通”であって、自然ではありません。
多くの人の考える”普通”とは、不自然のことなのです。
多くの人は、不自然に生きています。
恐怖に根差すことによって、偏見(へんけん)や誤解を抱えているのです。
そのため、多くの人は自分を大きく育ててしまうのです。
大切なのは、自分を小さく削ることです。
余計を手放すことが重要なのです。
大切なのは、豊かさへの道は狭いということです。
自分を小さくすることの出来ない者には、決して通り抜けることは出来ません。
我を通せば、自分を小さくすることは出来ません。
余計な荷物は重荷です。
多くの人は、重荷を背負っているのです。
余計な荷物を手放さなければ、目的地へと辿り着くことは出来ません。
どのように屈強(くっきょう)な猛者(もさ)も、重荷を背負って歩み続けることは出来ません。
必ず途中で力尽きてしまうのです。
我を通せば、豊かさへと辿り着くことは出来ないのです。
あなたは、謙虚(けんきょ)さを身に付けなければなりません。
傲慢(ごうまん)に、強欲に、必要のない荷物を運ぼうとしてはならないのです。
必要のない荷物は置いて行きましょう。
傲慢や強欲は、苦悩の原因です。
そのような重荷を抱えたままでは、豊かさの道を進み、入口を通過することは出来ないのです。
大きな者は、自分を改めなければなりません。
自分を小さくするためには、恐怖に打ち勝たなければなりません。
恐怖を克服することによって、余計な荷物を手放すことが出来るのです。
あなたが思うよりも、実際には荷物は少なくて済みます。
用心のための荷物は、使う機会には恵まれないのです。
荷物は、必要最低限に抑(おさ)えましょう。
余計な考えは、余計な荷物となるのです。
豊かさの道は狭く、入口は更に狭いということを覚えておきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿