あなたは出来うる限り、物事の価値を損なわないように努めなければなりません。
あなたが所有するものや携わることが価値を損なうことなく、更にはそれを増すのであれば、あなたが不足することはないでしょう。
価値を損なうから物事は不足し、あなたはその状態に対する不安や心配などの破滅的な感情に支配されて苦しむのです。
価値が損なわれず、物事に不足がなければ、あなたが不安や心配などの破滅的な感情によって苦しむことはないでしょう。
あなたの所有するものや携わるものが価値を損なわないよう、できればその価値が増すように努めなければなりません。
物事の価値の変動には、あなたの選択が大きく関わっているのです。
それが価値を増すのか?それともそれを損なうのか?ということは、あなたの選択次第であるのです。
人生におけるすべての事柄は、あなたの選択によって生じるということを覚えておきましょう。
それが価値を増すことになろうと、価値を損なうことになろうとも、それはあなたの選択次第であるのです。
ならば、あなたは価値を増すための選択をしなければならないでしょう。
求める価値によって、どのように選択するべきであるのかが違います。
価値にも様々な種類や方向性が存在しているため、あなたが思う価値を増すような選択をすることが最善でしょう。
その価値を増す為には、短絡な発想によって判断をしないことが重要であるのです。
物事に対しては、現状だけを見ることによって判断してはなりません。
すべての物事には可能性というものが存在しているからです。
良くも悪くも、すべての物事はそこから更に成長するということを忘れてはならないのです。
その成長を見極めることが重要です。
または、それが価値を増すように計らうことが求められるのです。
あなたにとって必要な価値のないものを育てても、必要な価値を得ることはできません。
それが自らの求める価値を生む要素があるのか?ということを見極めることは重要なことなのです。
林檎の果実を欲しているのに、蜜柑の種を蒔いて育てても、林檎の実を得ることはできません。
実りがある時に、それが林檎ではなかったと言って嘆(なげ)いても、その時間を取り戻すことはできないのです。
これから蒔く種が林檎のものであるということを確認しておかなければ、必要な価値を得ることはできないでしょう。
例え、あなたが欲する林檎の種を蒔くことができたとしても、それを必要に従って育成することができなれば、やはり林檎の果実を得ることはできません。
求める価値が何であるのか?ということを理解すること。
その価値を得るためにはどのような方法が必要であるのか。
という二つのことを知って、人は自らが求めるその価値を得ることができるでしょう。
林檎の果実を得る為に、それを種から育てなければならないのであれば、自らに対しては思慮深く在ることを求めましょう。
種から果実を得るためには、どうしても時間が必要です。
短絡な発想によって物事を判断しているのであれば、果実を得るどころか、その前の段階である花を見ることもできないでしょう。
物事を感情に任せて判断してはなりません。
怒りや悲しみの感情によって自らを決めているのであれば、果実をつけないという理由で、二年目を待たずして大切な苗木を切り倒してしまうでしょう。
感情に判断を任せるということは、果実が実るのを待たずして木を切り倒す行為と同じことであるのです。
目の前の事実だけを見て右往左往しているのであれば、いつまで経っても必要な価値は得られません。
現状が求めるものとは違っていても、それが育つという可能性を忘れてはならないのです。
一年目に咲かなかった花が、二年目には咲くかも知れません。
そのための方法に努めるのです。
物事を簡単に投げ出して諦めてしまうのであれば、必要な結果(価値)を得ることはできないでしょう。
例え、それが現状においては上手くいっていないものであろうとも、それがあなたが欲する価値に通じる道であるのならば、その可能性を信じて進むことが求められます。
あなたの欲する価値が、世界中を探してもその道だけであるかも知れません。
林檎の種を所有しているのにそれを育てることもなく、蜜柑の種を育ててはなりません。
あなたは自らが欲する価値の為に努めなければならないのです。
諦めは苦しみをもたらします。
諦めによって自らを慰めるのであれば、あなたは後悔を受け取ることになるでしょう。
あなたは自らにとって何が価値であるのか?ということを考え続けなければなりません。
この人生において最も価値のあるものは何であるのか?それを追求しなければなりません。
人生は一度きりです。
そこに後悔を残してはならないでしょう。
どのようなことに関しても、自らの所有するものや携わることの価値を損なってはなりません。
あなたは出来る限りそれが価値を増すように努めましょう。
物事の可能性を見極めなければなりません。
感情によって短絡的に判断してはなりません。
思慮深く、慎重に価値を育てましょう。
目には見えないことではありますが、将来を見据えましょう。
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