あなたはその目的に対して、それを支えるための柱を用意しなければならないということを知りましょう。
どのような目的を達成するにしても、その目的を達成するためにはやらなければならないことがたくさんあります。
目的を達成するためには、様々な準備が必要であるということを知っておきましょう。
何の準備も無く、目的が達せられるなどと考えてはなりません。
目的が達せられる背景には、それを達成するための原因が存在しているのです。
必要な結果を得るためには、必要な原因を所有する必要があります。
結果を導くための必要な原因を持たないのに、結果が得られるということはないのです。
あなたは何の準備も計画も無しに、物事が上手く進むことは有り得ないということを理解しましょう。
準備も無しに、状況がどうにかなる(うまくいく)ということはありません。
その目的が果たされることもないのです。
あなたは目的を支えるための柱を用意しなければなりません。
目的が崩れ去らないように支えなければならないのです。
目的を支える柱には様々なものが成り得ます。
それは物質的なものでもあり、意識的なものでもあります。
物質的な柱というのは、自身の健康、協力者、材料、場所、環境、資金、時間・・・などです。
意識的な柱というのは、熱意、計画性、勤勉、柔軟性、創意工夫、計画の変更と修正、精神力・・・などでしょう。
自分自身とそれ以外の存在が目的を支える柱と成り得るのです。
あなたはその柱が目的を支えることができるような形と位置を見極めなければならないのです。
どれだけの柱を用意しても、それが見当外れな形であって、そのような位置に設置されるのであれば、目的を支えることはできず、その意味を果たさないのです。
柱を多く用意すれば良いというものではありません。
その目的を支えるための理に叶った形と場所にそれがなければならないのです。
あなたはそれを見極めなければなりません。
必要は、必要最低限であるということを覚えておきましょう。
多くても悪く、少なくても悪いのです。
目的を支える柱が必要よりも多ければ、その造形は美しさを失い、それを洗練するためには余計な負担を強いられることになるでしょう。
目的を支える柱が必要よりも少なくても、同じことが言えるのです。
樹木は成長するに従って必要のない枝葉を落とします。
または、必要に従って新たな枝葉を伸ばします。
茂らせることと枯らせることによって、樹木はその樹形を洗練させるのです。
あなたもこれに見習わなければなりません。
自らの達成したいと考えている目的に対して良く思慮し、計画を立てて支えなければなりません。
その柱が必要のないものであると気が付いたのであれば、その柱を撤去しましょう。
目的を支えるために柱が足りないと感じるのであれば、直ちにそれを立てましょう。
生産することと廃棄すること、掴むことと手放すことを知って、目的を果たしましょう。
間違っていると思うのであれば、それを修正して補うことが必要です。
間違っていると思いながら、またはそれを知っていながら計画を進めてはなりません。
そのような計画が目的を果たすことなどないと理解しましょう。
必要な柱を立てましょう。
必要のない柱は抜きましょう。
目的が合理的に、または美しく支えられる姿を見なければなりません。
物事が達成される時、そこには合理的な働きがあり、それはとても美しいものです。
あなたは自分自身とそれ以外の存在をできる限り美しくするように心掛けなければなりません。
汚れた自己や協力によって目的を果たそうとしてはなりません。
腐った柱によって目的を支えたところで、それが崩壊するのは目に見えているでしょう。
美しい柱が崩れ去ることはありません。
それは風雨にも堪え、立派に役割を果たすことでしょう。
蟻が食らってあるような柱を用いてはなりません。
それは見た目には美しいかも知れません。
あなたはその柱を手に取り、良く吟味(ぎんみ)しなければならないのです。
何も考えずに、何の確認もしないで目的に向かってはならないでしょう。
誰かが準備した柱(知識や価値観や方法)が良いものであるとは限りません。
それが良い品質の柱であるのかは、自分自身によって判断しなければならないのです。
あなたは目的を支える柱を用意しましょう。
怠慢ではなりません。
自分自身の目的のために懸命に働きましょう。
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