他人の家屋に入るためには、その家屋の主人の許可が必要です。
	
	主人が了承することがなければ、誰もその家屋に入ることはできません。
	主人が招く者は客人として、手厚く持て成されます。
	自らが赴(おもむ)いて、主人に許可された者には座が与えられます。
	しかし、主人に招かれてもおらず、赴いても許可されない者が門を潜れば、その人は強盗とされるのです。
	主人は強盗を許しません。
	強盗と闘い、二度と強盗が侵入することがないように、今まで以上に強固に施錠(せじょう)するのです。
	また、警備に頼んで、家屋の周りを守らせます。
	強盗は汚名を首から下げ、監獄に捕われてしまうのです。
	囚人には自由が与えられません。
	囚人はその罪を返上するまでに、多くの苦しみを得なければならないのです。
	人は、他人の家屋に自分勝手に侵入することはできなのです。
	あなたは、主人の許可無く、家屋に浸入してはなりません。
	すべての人は豊かさと幸福を求めています。
	どのような人にも、豊かさと幸福への憧れがあるのです。
	すべての人が豊かさと幸福を考え、そうなるために行うのです。
	愚かな者は、その方法を誤ってしまいます。
	欲が先行してしまい、配慮に欠けるのです。
	家屋に入るためには、主人に気に入られなければなりません。
	主人の敵であってはなりません。
	主人の気に入らない者であってはなりません。
	主人のことを悪く言う人であってはなりません。
	主人に対して忠実であり、協力者でなければならないのです。
	自らにとって不利となる者を家屋に招く主人はいません。
	主人は友人を招くのです。
	あなたは主人の友人となるように努めましょう。
	しかし、それは主人に媚(こび)を売るということではありません。
	媚びる者を主人は嫌います。
	その浅はかな企みに気が付くからです。
	盗人を招く主人はいません。
	どのように諂(へつら)っても、主人にはその本性が知れるのです。
	繕(つくろ)っても無駄なのです。
	主人はその者の行いによって判断するからです。
	あなたが主人の気に入るような行いをしているのであれば、あなたが戸口を叩く前に招待状が届くでしょう。
	主人の方からあなたの元にやって来て、家屋に招くのです。
	あなたが豊かさや幸福を求めているのであれば、それらを所有する主人の家屋を訪ねなさい。
	豊かさや幸福を所有している主人に気に入られるように、努めなければならないのです。
	どのように威張り散らしても、主人には勝りません。
	また、主人は脅しには決して屈しません。
	国民がどのように主張しても、法律には勝らないのです。
	あなたが求めているものはなんですか?
	豊かさと幸福を求めているのであれば、それらのために行うことに努めましょう。
	豊かさと幸福を考え、それを行っている人には、それらを所有する屋敷の主人からの招待状が届くでしょう。
	自分のために行わなければなりません。
	他人のために行わなければなりません。
	あなたは自分自身のために、他人のために豊かさと幸福を考え、行いましょう。
	自分勝手に門を潜ることはできないのです。
	あなたは覚えておかなければなりません。
	あなたがこの地上でどれだけ威張っても、それは何の役にも立たないということを覚えておきましょう。
	主人に気に入られるためには、主人と同じように行う必要があります。
	豊かさと幸福を考え、それが実現するように行いましょう。
	どのような人も、許可がなければ入れません。
	無断で入ることはできません。
	考えを改めましょう。
	
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