すべてのことが必要によって生じています。
	
	どのようなことであっても、そのすべてが必要であるのです。
	生じたもので無駄なものはありません。
	生じたもので無意味なものもありません。
	すべてが必要によって生じたのに、それを否定してはなりません。
	それに不満を持ち、反発してはなりません。
	それに不安を抱き、信仰を捨ててはならないのです。
	すべてが必要によって生じているため、あなたはそれを大切にしなければならないのです。
	過去を否定する人がいます。
	そのような人は過去をいつまでも振り返ります。
	過去を振り返って後悔し、苦悩の中に生きているのです。
	過去を否定する必要はありません。
	その過去があなたにとってどのようなものであったとしても、あなたにとって必要であったので生じているのです。
	それがどのような過去であれ、あなたのためになっているのです。
	苦しいことが生じるのは、人が未熟であるからです。
	人の無知が苦しみを導くのです。
	理解しているのであれば、苦しまずに済むのです。
	理解していないから、間違った方法の報いによって苦しまなければならないということを覚えておきましょう。
	過去を変えようと考える人がいます。
	過去は未熟なあなたによって生じた当然の結果です。
	それは、あなたに自らの未熟さを伝えます。
	あなたは過去から自らの未熟を学び、過去に学ぶことによって理解を深めなければならないのです。
	過去を変える必要はありません。
	過去は最善の形を以て生じたのです。
	過去を否定し、それを変えようとするのであれば、あなたはその学びを否定することになるのです。
	あなたの成長のためにある学びを否定するのであれば、あなたはそれ以上学ぶことはできません。
	学ぶことができなければ、成長するということもないのです。
	成長することができなければ、あなたはどのような方法を用いても、人生に豊かさと幸福を得ることはできないということを覚えておきましょう。
	人生の目的が魂の成長にあるため、成長を無視して豊かさや幸福を得ることはできないのです。
	すべてのことが必要によって生じています。
	過去に戻りたい人がいます。
	過去を美化する人がいますが、過去に戻ったからといって、あなたに喜びはないのです。
	なぜなら、そこに成長が存在しないからです。
	現状が苦しくても、そこで成長が実現するのであれば、そこに豊かさや幸福が存在するのです。
	楽しい過去に戻ったとしても、そこでは成長を得ることができないのです。
	過去は過去として存在していなければ、あなたは学びを得ることができないのです。
	苦しい過去があります。
	恥ずかしい過去があります。
	あなたには思い出したくもないような嫌な過去があるでしょう。
	しかし、それで良いのです。
	嫌な過去は、嫌な過去としての役割を担っているのです。
	良い過去も、嫌な過去も、どちらも過去であることによって自らの仕事を果たすのです。
	過去は過去であるが故に、価値を持つのです。
	あなたはそのことを覚えておきましょう。
	どのような過去も大切に扱いましょう。
	必要を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
	あなたは過去に感謝しなければなりません。
	あなたが感謝する時、それを受け入れるでしょう。
	受け入れることができれば、学ぶことができるでしょう。
	学ぶことができれば、成長が実現し、豊かさと幸福を得るのです。
	過去を変える必要はありません。
	過去に特別な感情を抱く必要もありません。
	過ぎ去ったことなのです。
	あなたは未来に向かって生きています。
	重要なのは未来なのです。
	過去を大切にすることによって未来は輝きます。
	そのことを覚えておかなければなりません。
	どのような過去にも感謝を忘れてはならないでしょう。
	
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