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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2014年10月16日木曜日

蜘蛛の巣

あなたは様々なものに触れなければなりません。
あなたは様々なことを経験し、知識を深めなければならないのです。
多くのものを学びましょう。
多くのものから学び取り、知恵を深めるのです。
多くのものから学ぶと、知恵は深まります。
それは人の器を広めるのです。
深く広い大きな器によって、人は人生を豊かなものとして築くことができます。
浅く狭い小さな器によっては、人は人生を乏しく築くことになるのです。
器を大きなものにするためには、多くのものを学ばなければなりません。
知恵の浅い者には、器も浅いのです。
知恵の狭い者には、器も狭いものとなるのです。
あなたはそのことを覚えておきましょう。
多くを知らず、知恵の乏しい者には、大きな器を得ることができないのです。
蜘蛛(くも)は細い糸によって利を得ます。
しかし、細い糸一本によって利を得るのではありません。
細い糸を何本も組み合わせ、四方八方に張り巡らせるために利を得ることができるのです。
蜘蛛の巣が利を得るためには、それが広く強固なものでなければなりません。
蜘蛛の巣を良いものにするためには、より多くの足を伸ばし、より多くの支えを得る必要があります。
支えになる糸が多いほど、獲物を得るには優れているのです。
支えが少なければ巣が破損してしまい、獲物を取り逃がしてしまう可能性が高いのです。
四方八方に多く支えを取ることが重要なのです。
一つのものを知っているよりも、二つのことを知っている方が知恵があります。
これは蜘蛛の巣の支えと同じです。
一つの支えでは蜘蛛の巣は成り立ちません。
一つの支えでは蜘蛛の糸のままなのです。
それでは蜘蛛は利を得ることは難しいのです。
一つのことしか知らない人には、知恵の高まりが望めません。
一つのことしか知らない人には、高い確率で偏見が生じるからです。
多くのことに触れ、それを学ぶのであれば、比較によって偏見を退けることができます。
偏見を振りかざすことがなければ、人は正しい選択によって人生を歩むことができるのです。
一つのことよりも二つのこと、より多くのことを学ぶように努めましょう。
そして、いつかは善にも悪にも支えを設けるのです。
偏見無く生きるとは、善悪によって物事を隔てないということなのです。
善であっても、悪であっても、それを支えとして使わなければなりません。
どのようなものも大切にしなければ、蜘蛛の巣を形成することはできないのです。
人生の利である豊かさを得るためには、善(と思い込んでいるもの)だけを支えにしてはならないのです。
善悪に関係なく触れ、それを学ぶことが大切であるということを覚えておきましょう。
善を求める余り、悪を嫌う人がいます。
自分ではそれが正しいと思い込んでいますが、悪を決め付けて糾弾(きゅうだん)する時点において、その善は既に悪であるのです。
このことに気が付いていない者が多いのです。
善を求めるのであれば、悪(と思い込んでいるもの)をも大切にしなければならないのです。
悪をも愛さなければならないのです。
そうでなければ、その人の求める善は偽物であるのです。
偽物には良い結果を導くことはできないのです。
本物を知るためには知恵が必要です。
比較する力がなければ、本物を見極めることなどできないのです。
あなたは多くのものに触れなければなりません。
できる限り多くを学びましょう。
偏見によって学びを狭めてはなりません。
小さな器によって生きてはなりません。
糸によって利を得ようとしても得られません。
巣によって利を得るのです。
知恵を広げましょう。
関心によって知恵という支えを得ましょう。
天から下る恵みを、大きな器によって得ましょう。

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