自分勝手に生きる者には、苦しみが与えられます。
世界は自分勝手に生きる者を許しません。
それは、この世界が成長を求めているためです。
成長の役に立たない者には、その報いを与えるのです。
自我によって、利己的に生きる者には、苦しみが与えられるということを覚えておきましょう。
人は成長するために生きています。
成長とは、互いに助け合うことによって実現します。
争ったり、足を引っ張り合うのであれば、成長することはできないのです。
正しくない者には、それなりの罰が与えられるということを覚えておきましょう。
世界の成長に尽力しない者には、苦しみが与えられるのです。
あなたは自分自身の成長、他人の成長、全体の成長、世界の成長に対して、力を尽くさなければなりません。
この世界が求めていることを行わないのであれば、この世界から排斥(はいせき)されるのです。
働きもせず、依存し続けている者を、家主は追い出すことを決めるのです。
貢献しない者を認めることはありません。
それぞれが、それぞれの立場によって、全体のために尽くさなければならないのです。
この世界には、様々な立場があります。
そして、それ等の立場はすべてが必要なものです。
存在しているもので無駄なものはありません。
すべてが必要によって許されているのです。
あなたが悪と決め付けているものは、あなたが悪として仕立て上げているだけであって、世界にとっては有益です。
あなたの小さな価値観によって善悪を決めてはなりません。
小さな価値観によって導かれる偏見こそが、苦しみの元凶であるということに気が付かなければならないのです。
存在が許されているものすべてが大切なものです。
それを偏見によって歪めてはなりません。
あなたは自分自身を大切にしなければなりませんが、自分以外のものをより大切にするように努めなければなりません。
なぜなら、自分以外の存在がなければ、あなたというものは存在することができないからです。
すべての存在が、単体で存在することはできません。
すべての存在が一つの繋がりの中に存在を許されているのです。
繋がりを断つことは許されません。
繋がりを断とうとすれば、直ぐ様苦しみが訪れるということを覚えておきましょう。
自分勝手に生きるということは、その繋がりを断つことに同じです。
相手を大切に扱うことがなければ、相手はあなたの元を去るでしょう。
信頼が大切なのです。
お互いがお互いのために存在するという状態が重要であるということを覚えておきましょう。
人が自分自身のために存在するという状態は相応しくないのです。
全体を忘れた個は、力を失うということを覚えておきましょう。
あなたの小さな力で何ができるというのでしょう?
あなた独りにできることがどれだけあるのでしょう?
あなたは自らの力を過信してはなりません。
あなたは未熟であるのです。
自分以外の存在に助けてもらうことがなければ、何もできないのです。
それがあなたの決め付ける善であろうと、悪であろうとです。
世界は善だけで成り立っているのではありません。
悪の力と善の力が協力することによって成り立つのです。
そのことを忘れてはなりません。
この世界はすべてが一つに繋がっています。
その繋がりから離れているものはありません。
どのように小さなものであろうと、どのように大きなものであろうともです。
太陽は遥か彼方に輝きます。
しかし、あなたには無くてはならないものです。
微生物は目には見えません。
しかし、あなたには無くてはならないものです。
苦しみも、あなたには無くてはならないものなのです。
自分勝手に生きてはなりません。
利己的に生きたところで、良いことなど何一つとしてないのです。
覚えておかなければなりません。
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