あなたは受け取るものへの謝意を忘れてはなりません。
	
	あなたが受け取るものがどのようなものであっても、それに感謝する必要があるのです。
	しかしながら、多くの人はこれに反感を覚えるでしょう。
	自分にとって不利に働くもの、嫌なことや苦しいことにあっては、人は謝意を現すことができないからです。
	人は利己的です。
	自分のことが最も大切だと思っています。
	自分自身を大切にする気持ちは大切です。
	しかし、それ以上に大切なものがあるということを覚えておかなければならないのです。
	自分以外の存在がなければ、あなたは何を得ることができるでしょう?
	自分を大切にして、自分以外を蔑ろにするのであれば、そこには何が残るでしょう?
	そこにはあなた独りが残るのです。
	あなたは独りで何をしようというのですか?
	あなたは独りでは何もできないのです。
	独りであっては、喜びすら見付けられないのです。
	自分以外の存在は大切であるのです。
	それがどのようなものであっても、それがあることが重要なのです。
	あなたにとっての「良いもの」だけが残ることは有り得ません。
	良いものも悪いものも含めた世界だからです。
	受け取るものは、あなたにとっての最善です。
	それ以上に優れたものはないのです。
	それがどのようなものであったとしても、あなたの人生の目的である魂の成長にとっては重要なものであるのです。
	受け取るもの以上に重要なものがないということを理解しなければならないのです。
	どのように探しても、受け取るもの以上のものを探し当てることはできません。
	なぜなら、それは真理によって与えられた最善であるからです。
	真理以上に優れたものはありません。
	真理はあなたに相応しいものだけを導くのです。
	今のあなたにはこのことが分からないかも知れません。
	しかし、いずれ成長を成し遂げた暁(あかつき)には、或(あるい)はこのことに理解が及ぶかも知れません。
	その時に後悔しないように、今受け取るものに対して謝意を現しておく必要があるのです。
	受け取るものが最善であるということは、疑いようのない事実です。
	この世界は真理により完全に支配されています。
	人がどのように抗(あらが)おうが無駄であるということを理解しましょう。
	どうすることもできないことが多いのです。
	あなたにはどうすることもできません。
	あなたは無力であるからです。
	未熟なあなたに力があるとは認めません。
	あなたは力を得るために、受け取るものを感謝しなければならないのです。
	謙虚に学ぶ者は力を身に付けます。
	しかし、反発して学ぶことのない者には力は身に付きません。
	人生は学びの場所です。
	人生はあなたの魂を成長させるために与えられた素敵な機会なのです。
	そのことを理解しておきましょう。
	成長して力を持つ者が豊かさと幸福を手にすることができるのです。
	本来の目的を見失い、努めることもなく、成長することがない者には、豊かさと幸福を築くことはできないのです。
	人は謙虚に学ぶ必要があります。
	人生がどのような状況を導いたとしても、それが最善の学びであるということを理解しましょう。
	それを学ぶことがなければ、それ以上の学びを与えても意味が無いのです。
	扱い方を知らない、また、扱うことができないものを与えたとしても、無意味であるということを理解しましょう。
	人は自らに相応しいものを得るのです。
	扱い方が分からず、扱うこともできないものを持っていても苦労が増えるだけなのです。
	真理はあなたの成長を求めているのです。
	それは、あなたに豊かさと幸福を得て欲しいと考えてのことなのです。
	親は子に、持てない荷物を持たせません。
	そのように非効率なことはしないのです。
	あなたが受け取るものは、あなたが持つことのできる荷物であるのです。
	それはあなたに解決することのできる問題です。
	それによって成長を実現することができるということを知りましょう。
	受け取るものに文句を言い、拒絶するのは愚かなことであるのです。
	真理はあなたのために働いています。
	その働きを無駄にしてはならないのです。
	
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