あなたは”あなた”である必要があります。
あなたは他の誰かであってはなりません。
あなたは”あなた”であるべきなのです。
そうでなければ、人生を果たすことはできません。
あなたが”あなた”でなければ、人生は完全にはならないのです。
多くの人が自分に成ることを否定します。
多くの人が自分自身に自信が持てず、嫌悪感を抱き、他人を羨望(せんぼう)するのです。
多くの人が自分では無い誰かになろうと考えます。
そして、自分自身を否定するのです。
あなたは自分が好きでしょうか?
多くの人は嫌いです。
そのため、ありのままの自分を受け入れることができずに、違う自分を目指して努力を続けます。
現状の自分を否定して、どうして自分を実現することができるのでしょうか?
考えなければなりません。
人はそれぞれが大切な世界の一部です。
すべての人に大切な役割が与えられ、誰一人として無駄な人はいません。
どのような人にも価値があり、どのような人にも役目があるのです。
その価値を高め、与えられた役割を果たさなければならないのです。
価値を高めるとは、別の自分になるということではありません。
自分を否定するのであれば、自分の価値が高まることなどはないからです。
あなたは”あなた”を受け入れましょう。
長短、陰陽のすべてを自分として受け入れるのです。
他人と比較することは、自らの能力を殺す結果を導きます。
長短、陰陽を所有する形が自然なのです。
完璧な存在はいないのです。
(長短、陰陽を所有する現状の形が常に完璧です)
それぞれに特徴があるということを覚えておきましょう。
同じ形であっては世界は機能しないのです。
それぞれが違う形を与えらえているのです。
あなたは、他の誰かのようにはなれません。
どれだけ努力を重ねても無理です。
あなたは”あなた”であって、他の誰でもないのです。
あなたが努めるのであれば、”あなた”に近付くのです。
それを否定してはならないのです。
鳥は翼によって空を行きます。
魚は鰭(ひれ)によって水を行きます。
動物は脚によって地を行きます。
人は知恵によって”天”を行くのです。
それぞれの特徴が能力です。
与えられた能力を使わずにどうやって人生を果たすというのでしょうか?
鳥が翼を使わなければ、すぐに命を失います。
あなたが”あなた”の能力を使わなければ、同じことが起きるのです。
生存することが目的ではないのです。
生命を失うことなど取るに足らないのです。
しかし、”命”を失うことは苦しいのです。
あなたは”あなた”であれば良いのです。
他人の様に生きる必要などないのです。
しかし、これは自分勝手に生きろと勧(すす)めている訳ではありません。
あなたが”あなた”であれば、自分勝手に生きることはできないのです。
あなたは、与えられた能力を大切に育み、特別な存在と成りましょう。
すべての人が特別です。
しかし、その能力を封印したままであれば普通です。
自分であることに誇りを持ち、覚醒する必要があるのです。
自分のことを知りましょう。
良く観察し、理解を深めるのです。
あなたは”あなた”でなければなりません。
”あなた”によって人生を果たしましょう。