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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2015年10月28日水曜日

尊い人

感謝を受ける人は尊(とうと)いものです。
人は、感謝を受けなければなりません。
本来、人は尊い存在です。
しかし、その尊さを見失っています。
人の心は弱いものです。
多くの苦難に会えば、すぐに挫(くじ)けてしまいます。
人生とは、自らの魂が抱える歪みの矯正であり、成長のための治療であるのです。
そのため、人生には苦悩が絶えません。
すべての人が苦悩を得るのは、自分の内に苦悩を抱えているからなのです。
多くの人はその状態にとどまります。
苦悩を克服しないままに人生を終えるのです。
しかし、あなたは苦悩を克服しなければなりません。
苦悩を克服するためには、感謝を受ける人にならなければならないのです。
この世界には因果の仕組みが働いています。
すべての結果には、それに相応しい原因が存在しています。
どのような人物も、因果を否定することはできません。
あなたの受ける状況は、あなたの抱える原因によって導かれた当然の結果であるのです。
すべては自らによって導かれます。
あなたの心根や行為が、人生を決めるのです。
あなたが何を受けているかによって、何を抱えているかを知ることができるのです。
あなたが苦悩を受けているのであれば、心根や行為がそれに相応しいものであるのです。
あなたが敵意を受けているのであれば、それに相応しいのです。
そのような状態であっては、人が平安を実現することはできないのです。
大切なのは、自らの在り方です。
ただ、それだけなのです。
どのような状況に対しても感謝することができる人に、敵意が向けられると思いますか?
そのような人が苦悩を受けるでしょうか?
感謝することができていないから敵意が向けられ、感謝することができていないから苦悩を受けるのです。
ただ、それだけなのです。
誰かや何かのせいにすることなどできないのです。
それが無知による羞恥(しゅうち)であることは、後になって分かることなのです。
あなたは人生に対して、他人に対して、何を以て接しているでしょうか?
あなたは何を受けていますか?
それはあなたの内を教えているのです。
誤解を許してはならないのです。
尊い人は感謝を受けます。
尊い人は、その存在に感謝されるのです。
あなたが相手に感謝されるのであれば、尊い人でしょう。
しかし、相手に敵意を向けられるのであれば、そうではありません。
尊い人でなければ、苦悩を受け続ける必要があるのです。
受けるものはすべて、自らが与えたものです。
ありのままに返るのです。
あなたはどれだけの人に感謝されたでしょうか?
しかし、それは言葉の感謝ではありません。
心よりの感謝なのです。
あなたに会えて良かったと、心よりの感謝を受ける人になるのです。
尊い人になることは尊いのです。
この世の財宝や権力を得るよりも、尊い人の方が尊いのです。
装飾(そうしょく)に耽溺(たんでき)し、真の尊さを見失ってはならないのです。
物を遺すよりも、人を遺した方が尊いのです。
あなたは感謝を受ける人にならなければなりません。
しかし、企(たくら)みによって受けてはなりません。
重要なのは、相手の心よりの感謝であるからです。
強要しても尊くないのです。
自らがどう在るべきなのかを考えましょう。

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