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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2015年10月15日木曜日

親と子

すべての子には、親が存在します。
親から生まれない子は存在しません。
どのような子にも親があるということを覚えておきましょう。
何かが独立して存在しているということはありません。
それは、何かとの相対性を所有しているのです。
相対性を持たないものは存在することができません。
それがどのようなものであっても、何かとは繋がっているのです。
あなたが子である場合、そこには親が存在しています。
あなたが親である場合、そこには子が存在するのです。
子であれば親があり、親であれば子があるのです。
あなたは親から生まれたのです。
あなたが突然、何の因果もなくこの世界に生まれ出たのではありません。
親によって導かれなければ、子は存在することができないのです。
あなたには親が存在するということを理解しましょう。
親が存在することを知らない子どもは、親を敬うことを知りません。
親を敬うことを知らない子どもは愚かに育ちます。
愚かな子どもは苦悩を導くことに長け、幸福をもたらすことはできません。
親を敬うということは、謙虚さを保つということです。
親を敬うことができない子が、謙虚さを保つことができるはずがないのです。
多くの子は、親を敬うことを知りません。
しかし、自らは優れていると思い込んでいます。
その歪み(矛盾)が苦悩を導くのです。
親がなければ子はありません。
しかし、愚かな子はそのことを知りません。
自分が存在しているのは、自分の努力の結果であると思い込んでいるのです。
親を忘れた子は悲惨です。
それは、決して満たされないからです。
親に対する愛情の枯渇(こかつ)ほど、子を苦しめるものはないのです。
子は、どのような行為からも親からの愛情を満たす手段を考えています。
子にとっては、親からの愛情を満たすことが最優先事項であるからです。
そのため、すべての子は親の愛情を欲するのです。
あなたの親はどこにいるでしょうか?
あなたの親は誰ですか?
そのためには、自分は何者なのか?という問いについて考える必要があります。
あなたは誰ですか?
その答えによって、誰が親であるのかは変わってくるのです。
あなたが自分を肉体的な存在だと主張するのであれば、あなたの親は肉体を作った男と女(両親)になるでしょう。
あなたが自分を精神的な存在だと主張するのであれば、あなたの親は違うものとなります。
男と女が交わることによっては、肢体(死体)を生み出すことはできます。
しかし、精神を生み出すことはできないのです。
肉体的な特徴は(肉体的な)両親と似ているかも知れませんが、精神的な特徴は似ていないはずです。
それは、親が違うからです。
あなたの精神を生んだ親は誰なのでしょうか?
それをどのように呼ぼうが構いません。
しかし、それは大いなる知性であることには違いないのです。
すべての子には親が存在するのです。
あなたの遺伝子を作った親が存在するのです。
宇宙を作り、太陽を作り、地球を作った存在がいるのです。
それ等が子であるならば、その親が存在するのです。
大いなる知性が精神を生み、大地が肉体を生んだのです。
親を敬うことを忘れてはなりません。
傲慢(ごうまん)に陥ってはなりません。
親は子の傲慢を打ち砕くために存在しているのです。
親を大切に扱いましょう。
そうでなければ、あなたはその度に打ち砕かれるでしょう。
大いなる知性によって精神的な苦しみを導かれぬよう、大地によって肉体的な苦しみを導かれぬように祈っています。

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