すべての子には、親が存在します。
親から生まれない子は存在しません。
どのような子にも親があるということを覚えておきましょう。
何かが独立して存在しているということはありません。
それは、何かとの相対性を所有しているのです。
相対性を持たないものは存在することができません。
それがどのようなものであっても、何かとは繋がっているのです。
あなたが子である場合、そこには親が存在しています。
あなたが親である場合、そこには子が存在するのです。
子であれば親があり、親であれば子があるのです。
あなたは親から生まれたのです。
あなたが突然、何の因果もなくこの世界に生まれ出たのではありません。
親によって導かれなければ、子は存在することができないのです。
あなたには親が存在するということを理解しましょう。
親が存在することを知らない子どもは、親を敬うことを知りません。
親を敬うことを知らない子どもは愚かに育ちます。
愚かな子どもは苦悩を導くことに長け、幸福をもたらすことはできません。
親を敬うということは、謙虚さを保つということです。
親を敬うことができない子が、謙虚さを保つことができるはずがないのです。
多くの子は、親を敬うことを知りません。
しかし、自らは優れていると思い込んでいます。
その歪み(矛盾)が苦悩を導くのです。
親がなければ子はありません。
しかし、愚かな子はそのことを知りません。
自分が存在しているのは、自分の努力の結果であると思い込んでいるのです。
親を忘れた子は悲惨です。
それは、決して満たされないからです。
親に対する愛情の枯渇(こかつ)ほど、子を苦しめるものはないのです。
子は、どのような行為からも親からの愛情を満たす手段を考えています。
子にとっては、親からの愛情を満たすことが最優先事項であるからです。
そのため、すべての子は親の愛情を欲するのです。
あなたの親はどこにいるでしょうか?
あなたの親は誰ですか?
そのためには、自分は何者なのか?という問いについて考える必要があります。
あなたは誰ですか?
その答えによって、誰が親であるのかは変わってくるのです。
あなたが自分を肉体的な存在だと主張するのであれば、あなたの親は肉体を作った男と女(両親)になるでしょう。
あなたが自分を精神的な存在だと主張するのであれば、あなたの親は違うものとなります。
男と女が交わることによっては、肢体(死体)を生み出すことはできます。
しかし、精神を生み出すことはできないのです。
肉体的な特徴は(肉体的な)両親と似ているかも知れませんが、精神的な特徴は似ていないはずです。
それは、親が違うからです。
あなたの精神を生んだ親は誰なのでしょうか?
それをどのように呼ぼうが構いません。
しかし、それは大いなる知性であることには違いないのです。
すべての子には親が存在するのです。
あなたの遺伝子を作った親が存在するのです。
宇宙を作り、太陽を作り、地球を作った存在がいるのです。
それ等が子であるならば、その親が存在するのです。
大いなる知性が精神を生み、大地が肉体を生んだのです。
親を敬うことを忘れてはなりません。
傲慢(ごうまん)に陥ってはなりません。
親は子の傲慢を打ち砕くために存在しているのです。
親を大切に扱いましょう。
そうでなければ、あなたはその度に打ち砕かれるでしょう。
大いなる知性によって精神的な苦しみを導かれぬよう、大地によって肉体的な苦しみを導かれぬように祈っています。
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