人生において大切なことは、退屈しないことです。
	あなたは退屈に陥ってはなりません。
	退屈は、人の心を腐らせるのです。
	それは、人生の目的が成長することにあるからです。
	退屈とは、成長を絶っている状態を言います。
	成長する過程になければ、人は退屈を得なければならないのです。
	成長する過程は、誰にとっても楽しいものです。
	それは変化の直中(ただなか)にあり、心がそれを喜ぶからなのです。
	退屈とは、心から変化を奪った状態なのです。
	退屈に陥るということは、心を苦しめるということを覚えておきましょう。
	多くの人が心を苦しめようと努めています。
	心の住まいとは、変化の中なのです。
	しかしながら、多くの人は心を退屈の中に放り込みます。
	変化することを恐れているのです。
	変化することを恐れるために、変化を嫌います。
	変化を嫌うことによって、安定という名の退屈に陥るのです。
	安定が豊かさを導くことはありません。
	それは、安定という状態が変化を否定しているからなのです。
	同じことを繰り返しているのであれば、心は楽しみを失います。
	どのような人も、退屈によって心を楽しませることはできないのです。
	多くの人が安定という名の退屈を求めていますが、それが心を腐らせることは知りません。
	腐った心によって豊かさを得られると思っているのです。
	残念ながら、そのような矛盾は生じません。
	心が腐っているのであれば、心を原因として生じる状況も、同じように腐った結果として現れるのです。
	不満を抱える者が生じる状況は、苦悩に満ちたものとなるのです。
	人生は、心の通りに導かれます。
	しかしながら、多くの人がそのことを知りません。
	当たり前のことなのに、それに気が付きません。
	人生と心が繋がっているということを知らないのです。
	そのために、奇跡という名の幻想に焦(こ)がれているのです。
	原因が存在しなければ、結果は生じません。
	これはこの世界の理(ことわり)です。
	これに矛盾することはありません。
	原因の無い結果を導くことはできないのです。
	あなたは人生を観察しましょう。
	そうすれば、心の通りに導かれているということを理解することができるでしょう。
	どのような人の人生も、その人の心の通りに導かれているのです。
	退屈している人の人生が豊かであるはずがありません。
	それは、成長しないからです。
	成長しない者には、それ以上に豊かな状況が与えられるはずがないのです。
	人生は、その人に相応しいものとして導かれるのです。
	あなたがそれ以上の豊かさを求めているのであれば、退屈に陥らないように注意しましょう。
	退屈とは、暇(ひま)であることばかりではありません。
	忙しくても、忙しいだけでは退屈なのです。
	同じ状態を継続するということを退屈だというのです。
	マンネリズムに陥ってはならないのです。
	あなたは心に新鮮な思考や感情、状況や環境、課題を与えましょう。
	安定の中に引き籠(こ)もってはなりません。
	多くの人が知らず知らずの内に型にはまります。
	それは、一度安定を得た場所に居心地の良さを感じるからです。
	居心地の良さは一瞬です。
	それが継続することはありません。
	多くの人は居心地が良いと勘違いしているのです。
	いや、そう思い込もうとしているのです。
	あなたは本当に居心地が良いのですか?
	あなたは本当に退屈していないのでしょうか?
	慣れは退屈の原因です。
	慣れに注意しましょう。
	常に新しく挑戦し、退屈に陥らないように努めましょう。
	
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