あなたはとにかく繰り返さなければなりません。
何度も繰り返すことです。
何度も繰り返すことによってのみ、活路を見出すことができるのです。
何度も繰り返すことがなければ、可能性を得ることはできません。
それは、人が未熟であるからです。
未熟であるが故に繰り返す必要があるのです。
人は余りにも知らな過ぎるのです。
人が知らないために繰り返す必要があるのです。
あなたは何も知りません。
あなたが知っていると思っていることに関しても、それを知らないということを理解しなければならないのです。
あなたは知っていると思い込んではなりません。
あなたは常に不足の中に存在しているのです。
不足しているが故に繰り返す必要があるのです。
あなたは、繰り返すことによって不足を補(おぎな)うでしょう。
それは、繰り返すことによって新たに知ることができるからです。
繰り返すことをしなければ何も知り得ないのです。
何度も繰り返すことによって、あなたには見えてくるものがあるのです。
繰り返す度に知識が深まるでしょう。
繰り返す度に可能性が高まるのです。
繰り返すことを拒絶してはなりません。
何度も繰り返すのです。
それ以外に方法が無いということを理解しなければなりません。
多くの人は繰り返しを嫌います。
同じことを何度も繰り返すことの意味を理解しないのです。
繰り返す必要がないと考えているのです。
それは無知であり、未熟であるからです。
無知であり、未熟であるために、知ったつもりでいるのです。
しかしながら、知っている人間は存在しません。
すべての人間が知らないのです。
その知識は常に不足しています。
あなたがどれだけ繰り返しても、必ず不足しているのです。
それ程、道は深いということを知らなければならないのです。
思い上がってはなりません。
繰り返す必要がないと思い込んではなりません。
あなたは何も知らないのです。
あなた以外のすべての人間も何も知りません。
そのため、飽きることなく繰り返さなければなりません。
初めて通った道の景色は、記憶に残りません。
その道を再び通った時には、僅(わず)かに記憶に残るでしょう。
三度その道を通れば、より鮮明に記憶に残るのです。
毎日通る道であれば、僅かな変化にさえ気が付くことができるのです。
繰り返すことによって見えるようになるのです。
あなたの進んでいる道は決して浅いものではありません。
目的地はあなたの考える遥か先に存在しているのです。
あなたの位置からは見えません。
それは夜空に瞬(またた)く星のように、朧(おぼろ)げには見えているかも知れません。
しかしながら、地上から見る星の姿は、星に辿り着く者の見るそれとは違うものなのです。
あなたが幸福だと思い込んでいるそれは、真の幸福なのでしょうか?
何度も繰り返して問い掛けなければなりません。
何度も何度も繰り返し、本質へと近付きましょう。
あなたは、自分が知らないということを自覚し、向上意欲を失ってはなりません。
常に知識を欲していましょう。
常に成長を求めていましょう。
道は深いのです。
どのように努めても、道があなたを飽きさせることはありません。
あなたが飽きているのは、立ち止まっているからです。
夜空の星も、同じ場所から眺めているだけならば飽きてしまうでしょう。
星をもっと近くで見たのならば、あなたは感動するに違いありません。
肉眼で見飽きたら、望遠鏡で見るのです。
望遠鏡で見飽きたら、他の方法を考えましょう。
道に対して繰り返しを拒絶してはなりません。
遥か先の目的地へと向かって、その歩みを繰り返しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿