すべての人は自分を嫌っています。
自分を嫌わない人はいません。
すべての人が自分に対して嫌悪を抱えながら生きているのです。
ただし、それを認識することなく生きている人はいます。
自分のことを嫌いであることにさえ気が付かずに生きている人もいるのです。
すべての人が人生に迷いを覚えます。
それは、自分のことを知らないからです。
自分のことを知らないために、自分の人生に迷いを覚えるのです。
もしも、あなたが自分を好きであれば、人生に迷いを覚えることはありません。
もしも、あなたが自分を好きであれば、目の前の状況に否定的にはならないのです。
自分を嫌う人は、人生を嫌います。
自分とは人生です。
それ等は等しいのです。
自分を好きだと思っている人でも、人生を嫌っている人がいます。
自分を嫌いだと思っている人でも、人生を好いている人がいます。
どちらも矛盾しているのです。
あなたは、自分も人生も好きになるように努める必要があるのです。
自分とは、魂の汚れです。
あなたが自分だと思っているものは、魂の汚れの集積なのです。
人生とは、魂の汚れを取り除くための場所です。
そのため、人生とは、魂の汚れの現れなのです。
汚れと、その現れは同じです。
そのため、すべての人が自分を嫌います。
そして、人生に対して不満を抱えているのです。
それは、人生が嫌いであることの証明です。
目の前の状況に対して文句があるのであれば、それは嫌っているということなのです。
あなたが自分を嫌うことや、人生を嫌うことは自然なことです。
そうあるようになっているのです。
人は、自分という嫌悪を抱えながら生きなければならないのです。
それは、自分という嫌悪と向き合うためです。
人は誰もが、嫌悪と向き合わなければならないのです。
そのため、人生が苦しいのは当然です。
あなたが自分を嫌い、人生を嫌っているのも当然なのです。
多くの人は自分を嫌うことを悪いことのように考えています。
もちろん、その気持ちを乗り越え、汚れを取り除かなければなりませんが、自分を嫌うことが悪いことではないのです。
生理現象を否定しても有益ではないということを理解しましょう。
そのため、あなたは自分や人生を嫌っても構いません。
寧(むし)ろあなたは、自分や人生をとことん嫌えば良いのです。
しかしながら、いつまでもそうしている訳にはいきません。
いつかは嫌悪を乗り越えなければならないのです。
嫌悪を乗り越えるためには、嫌悪と争ってはなりません。
嫌悪を愛する必要があるのです。
あなたは、自分を嫌うことが悪いことではないと知りましょう。
嫌悪感を抱えたままであれば、自分を愛することはできないのです。
あなたは自分を嫌いましょう。
人生を嫌いましょう。
あなたは自分や人生を嫌うことによって、知らず識(し)らずの内に自分と向き合っているでしょう。
嫌うことによって結び付くのです。
あなたは嫌っているもののことを考え続けます。
向き合い続けることによって、争いではなく、愛することが導かれるのです。
大切なのは向き合うことです。
その方法がどのようなものであろうとも構わないのです。
向き合う内に好きになるのです。
あなたは素直になり、自分や人生を嫌いましょう。
そして、それ等を嫌っていることに気が付きましょう。
そうすれば、膿(うみ)が流れ出るでしょう。
向き合うことにより、あなたは愛によって汚れを取り除くでしょう。
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