偽りを生きることは、苦悩を生きるということです。
	すべての人が幸福を求めていますが、偽りを生きることによっては、それを実現することはできません。
	幸福とは真実のことであり、真実を生きることによってのみ実現されるものなのです。
	真実を生きることがなければ、幸福を実現することはできないのです。
	あなたが幸福を求めているのであれば、真実を生きる必要があるということを覚えておきましょう。
	真実を生きるためには、偽りを生きることを諦めなければなりません。
	多くの人が、偽りを生きることによって幸福が実現するという、根拠の無い期待を抱いています。
	多くの人が偽りを軽んじているのです。
	偽りは必ず苦悩を導きます。
	因果の仕組みによって、それを避けることはできないのです。
	偽りを生きる者は、必ず苦悩を受けるのです。
	それ以外の状況を得ることはできないのです。
	偽りとは、矛盾のことです。
	矛盾している状態を偽りというのです。
	多くの人は偽りを生きています。
	多くの人は、矛盾を抱えている状態なのです。
	あなたは自らの抱える矛盾に気が付いているでしょうか?
	目の前の状況を否定することは、矛盾です。
	不安や心配、怒りや争いを選択することは矛盾なのです。
	多くの人は理想と現実の矛盾に苦しんでいるのです。
	現実を否定するということは、それだけで矛盾することなのです。
	なぜなら、目の前に導かれる現実こそが真実であるからです。
	理想とは、残念ながら偽りなのです。
	それは、理想は現実には存在しないからです。
	現実に存在しないものは真実ではないのです。
	あなたは現実に存在しないものを真実だと認めることができますか?
	無知の話をしているのではありません。
	理想は現実には存在しないために理想なのです。
	理想とは、現実に存在しない状態を望む願望であるのです。
	理想によってあなたが幸福を実現することはできません。
	目の前の現実と向き合うのです。
	目の前の状況が、あなたの現状を現しているのです。
	そこに理想は存在しないのです。
	多くの人は言葉に頼ります。
	残念ながら、言葉が偽りを脱することはありません。
	真実を現す言葉は存在しないのです。
	言葉は、理想を語ることはできるでしょう。
	言葉によっては、どのようにでも現実を歪めることができるのです。
	そのため、あなたは言葉を信用してはなりません。
	自分自身の言葉も、他者の言葉も信用してはなりません。
	言葉を信用する価値はないのです。
	あなたが真実を得ようと考えているのであれば、行為を見ましょう。
	行為は真実を現します。
	行為を偽ることはできません。
	人の真実は、その行為に現れるのです。
	行為こそが真実であるということを知りましょう。
	言葉は理想(偽り)を見せます。
	しかし、行為は現実(真実)を見せるのです。
	そのため、自分自身と他者の真実を知りたければ、言葉に惑わされてはならないのです。
	あなたは行為を観察することによって、真実を知るのです。
	人は言葉で偽りながら、行為で真実を見せます。
	その人の真実を知りたければ、その行為を見るのです。
	それだけで、その人の真実を知ることができるのです。
	どのように巧妙(こうみょう)に隠そうとも、行為から滲(にじ)み出る真実を隠すことはできません。
	真実を生きるということは、行為を生きるということです。
	どのように壮大なことを語ろうとも、その行為が健全なものでなければ、結果は苦悩を導くのです。
	言葉を信用してはなりません。
	長期に渡る行為を信用しましょう。
	
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