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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年3月2日木曜日

理想と後悔

人生に後悔を避けることはできません。
すべての人生には後悔が導かれます。
それは、人の心が多くを求めているからです。
人は選択しなければなりません。
人は、一つの道を選ばなければならないのです。
人は多くの選択肢の中から、一つを選ばなければなりません。
しかしながら、人の心はそれに満足することはないのです。
人の心は一つの選択肢に満足することができず、道を進みながらも、別の選択肢を悔やむのです。
人の心は多くを求めています。
それを一つに絞るのは簡単なことではないのです。
そのために、多くの人は人生に後悔を得るのです。
人生とは、後悔の連続です。
後悔を避けることはできません。
しかしながら、後悔しながらも、選択した一つの道を進まなければならないのです。
後悔するということは、自らの選択した道が最善であるということを理解してはいないということです。
人が後悔する時には、理想に傾倒している状態です。
進んでいる道に理想を重ねることによって、他の選択肢を悔やんでいるのです。
理想を持ち込むのであれば、現実は霞(かす)んでしまうでしょう。
あなたが進まなければならないのは、自らの選んだ現実です。
受け入れることが難しいかも知れませんが、不可抗力によって決められたように思える道であっても、それは自らの選択なのです。
あなたがその道を進んでいるのです。
あなただからこそ、その道を進んでいるのです。
他者は別の道を進みます。
それは、他者だからです。
どのような不可抗力も、その不可抗力を自分が選んだのです。
意識的であろうが、無意識的であろうが関係ありません。
結果は目の前の現実として導かれているからです。
目の前の現実は、疑いようのない事実なのです。
受け入れることができなくても、それはあなたの選択によって導かれる因果の姿なのです。
残念ながら、すべては自らの選択です。
そうは思えないという感情論に頼ってはなりません。
現実を受け入れることができない弱さが、理想を堅固(けんご)なものにしているのです。
現実を受け入れることができない理想論が、皮肉にも、人を苦しめているのです。
しかし、これは理想を所有するなということではありません。
理想は大切です。
あなたは理想を抱き、人生の指標としなければなりません。
ここで示しているのは、現実と理想を混同してはならないということなのです。
理想とは未来(もしくは過去)の選択肢です。
現実とは現在の選択肢なのです。
これ等は異なるものなのです。
多くの人は、現実に理想を持ち込もうとしているのです。
その方法は矛盾を導き、それが後悔を導くのです。
大切なのは、現実を受け入れることです。
現実を受け入れることによって、人は後悔を減らすことができるのです。
それでも後悔は消滅しません。
人の心はそれほど強いものではないからです。
後悔を避けることはできませんが、後悔を減らすことは可能です。
あなたにできることは、後悔を減らすことだけなのです。
そのためには、現実を大切にすることです。
理想に悔やむことをやめるのです。
人生には理想が実現する必要はありません。
なぜなら、あなたの掲げる理想など、未熟な心の未熟な計画に過ぎないからです。
一年後、あなたは同じ理想を掲げているでしょうか?
一年間も様々なことを経験し、成長しているのであれば、同じ理想を掲げることはできないはずなのです。
成長していないのであれば、同じ理想を掲げ、現実との間に後悔していることでしょう。
目の前の現実が最善です。
そのことを理解すれば、後悔は減るでしょう。

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