すべての人は、不自然な状態で生まれます。
	すべての人が、生まれながらに不自然な状態なのです。
	人は、生まれながらに未熟です。
	人は、生まれながらに無知です。
	人は、生まれながらに無力なのです。
	それは、不自然な状態なのです。
	人が自然な状態を得るためには、未熟を克服し、無知に打ち克(か)ち、無力を制する必要があるのです。
	すべての人が、生まれながらに不自然という檻(おり)の中に閉じ込められているのです。
	不自然という状態は、人の自由を奪います。
	未熟と無知と無力と共に、自由を得ることはできないのです。
	それ等によっては、不自由を得ることは必至なのです。
	すべての人が幸福を求めていますが、不自然な状態では幸福を得ることはできません。
	未熟と無知と無力が導くのは、苦悩でしかないからです。
	あなたが幸福を求めているのであれば、自然な状態を実現しなければならないのです。
	自然な状態とは、未熟さによって抵抗することをせず、無知によって苦悩することもなく、無力によって絶望することのない状態のことです。
	知恵によって目の前の状況を受け入れ、それを発展させることが自然なのです。
	多くの人は、目の前の状況を否定します。
	気に食わない状況に対して抵抗を続けるのです。
	この世界には、因果の仕組みという理(ことわり)が存在しています。
	これは、すべての結果には、それに相応しい原因が存在しているというものです。
	原因の存在しない結果は存在しません。
	つまり、あなたの受け取るすべての状況には、それに相応しい原因が存在しているということです。
	あなたが受け取る状況は、あなたに関するものです。
	あなたに関係のない状況は導かれません。
	あなたの受け取る状況という結果は、あなたの抱える原因によって導き出されたということなのです。
	あなたでなければ、その状況を受け取る必要はないのです。
	そのため、あなただけが、その状況を受け取っているのです。
	あなたは不自然な状態を所有しています。
	そのため、抵抗し、苦悩し、絶望するのです。
	人生は本来、成長するための場所です。
	あなたはすべての状況から成長を実現することができるのです。
	しかしながら、不自然な状態がそれを阻止します。
	不自然な状態が成長を妨げているのです。
	それは、人生の目的に対して不自然であるからです。
	人生の目的に対して自然であるということは、すべての状況によって成長が促(うなが)されるということだからです。
	知恵によって、人は成長することができます。
	不自然を手放し、自然を得ることによって、人生は豊かに展開するのです。
	すべての人は、生まれながらに不自然を抱えているのです。
	人は生まれながらに抵抗し、苦悩し、絶望するのです。
	あなたはそれ等の選択肢を手放さなければならないのです。
	それは、未熟と無知と無力を手放すということです。
	抵抗と苦悩と絶望は、未熟と無知と無力の結果に過ぎません。
	あなたは、原因である未熟と無知と無力を手放さなければならないのです。
	そのためには、勉強しなければなりません。
	知識と経験を求め続けなければならないのです。
	信じられないことにも興味を抱き、常に価値観の変化を実現しなければならないのです。
	勉強しなければ、あなたは自分に成れません。
	不自然な自分は、本当のあなたではないのです。
	学ばなければ、本当の自分の人生は生きられないということを理解しましょう。
	不自然な者の生きる人生は、不自然なものなのです。
	未熟によって抵抗し、無知によって苦悩し、無力によって絶望する者には、本当の人生を生きることはできません。
	抵抗も、苦悩も、絶望も必要としない生き方を選択しなければならないのです。
	自然であることだけが、あなたに豊かな人生を導くでしょう。
	あなたは生まれながらに余計なものを抱えています。
	人生を経験する中で、少しずつ不自然を手放していきましょう。
	本来ならば、抵抗も苦悩も絶望も必要ありません。
	流れに沿って自然に進みましょう。
	
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