すべての人は、人生を行っています。
	あなたは、自らの意思によって人生を決めなければなりません。
	あなたの選択によって、人生は道を創造するのです。
	選択したことも、選択しなかったことも、人生に反映されるのです。
	あなたは自らの意思で人生を選択することができます。
	しかしながら、人生を思い通りにすることはできません。
	自らの意思によって人生を選択することはできますが、理想が実現するということではありません。
	矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、白紙に人生を描いている訳ではないのです。
	そこには、既に多くの色や形が描かれているのです。
	絵の上に絵を描くのです。
	例えば、常識や他者からの干渉、自らの未熟(無知、誤解、矛盾)などが既に描かれているのです。
	新しく描く線は、それ等の影響を受けるのです。
	そのため、人生は自らの意思によって選択することができますが、それが直接的に理想を実現することには繋がらないということなのです。
	すべての人の人生が、既に描かれている絵の上に、新たに線を描くという状態なのです。
	それは、人生の改作であるのです。
	誰もが、人生を改作しているのです。
	そのため、人生には抵抗が生じます。
	線を描けば、既に描かれている絵に干渉するのです。
	それは、様々な問題を引き起こすでしょう。
	既に描かれている絵の作者は、あなたの線が気に食わないのです。
	そのため、あなたが自分の意思で線を描けば、誰かとの間に軋轢(あつれき)が生じることがあるのです。
	多くの人は、優しさからそれを嫌います。
	線を描く度に誰かを傷付けてるとも考えるのです。
	しかしながら、あなたはそれでも線を描かなければなりません。
	なぜなら、これはあなたの人生だからです。
	他の誰の人生でもないのです。
	あなたが描き、完成させなければならない一枚の絵画なのです。
	あなたは自信を以て人生を描きましょう。
	誰がどのように感じようとも、それはその人の学びなのです。
	あなたが自らの人生を描くことは我が儘(まま)ではありません。
	自らの人生を描くことは、自然なことなのです。
	寧(むし)ろ、自らの人生を描かないことは不自然であるということを覚えておかなければならないでしょう。
	善悪で道を決める必要はありません。
	善悪という価値観は非常に曖昧(あいまい)なものです。
	立場によって善悪は形を変えるのです。
	それは、人生を描く指標とはなりません。
	正解も不正解もありません。
	あなたの人生は、人類史上あなたが初めて描くものです。
	後にも先にも、あなたの人生を描いた人は存在しないのです。
	そのため、正解も不正解もないのです。
	それは、人生を描く指標とはなりません。
	心の赴(おもむ)くままに線を描けば良いのです。
	どのような道を進んでも良いのです。
	誰が何と言おうとも、自分で選んだ道が最善なのです。
	誰にも、あなたの人生を判断することはできません。
	誰にも、あなたの人生を理解することはできないのです。
	誰にも、あなたの人生に価値を付けることはできません。
	すべての人生が一つしか存在していないからです。
	あなたの人生を誰かに決めてもらうことはできません。
	それは、あなたの仕事なのです。
	初めから絵が描かれているからといって、線を描かなくても良いということではありません。
	自分の線を描かないということは、後悔を導くことになるからです。
	人生を完成させるために生まれたのです。
	どのような絵になろうとも構いません。
	心の赴くままに描けば完成します。
	心に従いましょう。
	純粋に生きるのです。
	そこに、善悪を持ち込む必要はありません。
	思いのままに描きましょう。
	
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