罪は消えない

これは、あなたの人生です。

あなたは、自分の人生を生きているのです。

あなたは、自分の人生に対して、責任を果たさなければなりません。

人生は、あなたの選択によって築かれます。

あなたは、自らの選択の結果を受け取っているのです。

この世界には、因果の仕組みが存在しています。

因果の仕組みとは、結果は、それに相応しい原因によって導かれるという法則のことです。

人生という結果は、自らの選択という原因によって実現しているのです。

これは、あなたの人生です。

あなたの選択が、人生を築くのです。

すべての人は未熟に生まれます。

すべての人は愚（おろ）かなのです。

そのため、すべての人が失敗を犯し、問題を引き起こします。

その度に人生は苦しいものとなるのです。

あなたは、すべての人生が苦しいということを理解しなければなりません。

それは、すべての人が未熟であり、愚かであるからです。

未熟であり、愚かであるあなたは、必ず失敗を犯します。

失敗は問題を引き起こすのです。

問題はやがて苦しみとなり、苦しみは、後に乏しさを導くでしょう。

失敗とは、この世の本質である理（ことわり）に背くということです。

理に背くことによって、人は本質を離れます。

本質を離れることは、”罪”なのです。

人は、罪を背負うことによって苦しむのです。

理に反する生き方は、人生を乏しくしてしまいます。

人生を豊かに生きるために生まれたあなたにとって、人生を乏しく生きることは罪なのです。

残念ながら、あなたは自らの選択を取り消すことは出来ません。

人生は、一発勝負の場所なのです。

どのような方法を用いても、あなたの犯した罪が消えることはないのです。

過去に遡（さかのぼ）り、選択を改めることは出来ません。

一度行った選択（原因）と状況（結果）を覆すことは出来ないのです。

あなたは、”罪”を背負って生きなければなりません。

罪を改めることは出来ないのです。

罪は消えません。

どのような努力も、罪を消すことは出来ないのです。

それは、罪には重要な役割が与えられているからなのです。

罪によって、人は問題を抱え、苦しみを受けます。

多くの人は、それを悪いことだと考えるのです。

しかしながら、罪によって、人は反省することが出来るのです。

自らを顧（かえり）みることによって、未熟さと向き合うことが出来るのです。

罪によって導かれる苦しみがなければ、人は自らの未熟さに興味を示さないのです。

すべての人が未熟です。

そして、すべての人が愚かです。

罪は避けられません。

それは、どのような人物も必ず失敗するからです。

あなたは、問題と苦しみを受け取らなければなりません。

そのため、人生は問題と苦しみを離れることが出来ないのです。

一度行った選択を取り消すことは出来ません。

その選択によって、多くの問題と苦しみを得ることになったとしても、取り消すことは出来ないのです。

あなたは、覚悟を決めて一歩を踏み出さなければなりません。

人生におけるすべての選択が、一歩として数えられています。

過去を変えることは出来ません。

あなたに出来るのは、新たな選択によって過去を上書きすることで、目の前の状況を改めることなのです。

過去を消すことは出来ません。

すべての選択は、足跡のように履歴として人生に刻まれます。

あなたは、自らの愚かさが選んだ罪と共に生きなければなりません。

この世界に、罪を背負わずに生きることの出来る人はいません。

どのような人物であろうとも、生まれながらに罪を背負うのです。

未熟とは、罪です。

成長することによって、罪を改めなければなりません。

これは、あなたの人生です。

あなたの選択によって、乏しくも成り、豊かにも成るのです。

あなたは、成長を実現するために罪と共に生きなければなりません。

成長を実現すれば、罪は糧（かて）となり、感謝の対象となるでしょう。

そのため、罪を安易に嫌ってはなりません。

人生を後悔する必要はないのです。

罪と共に生きることは、決して悪いことではないのです。

どのような状況も、感謝の気持ちを以（もっ）て生きましょう。

罪を嫌ってはなりません。

それは、人生を豊かに生きるための重要な要素なのです。