人生に豊かさを得るためには、あなたは自らをその代償として差し出さなければなりません。
自らを削ることで、状況には豊かさが生み出されるのです。
自らを差し出さない者、自らを削ることの無い者に、豊かさが与えられることはないのです。
豊かさとは、命を掛けて初めて得ることのできるものなのです。
豊かさというとても大切なものを得るためには、あなたが持つとても大切なものを差し出す必要があるのです。
あなたが手にすることができるものは、あなたが差し出したものと同等のものであるということを覚えておかなければならないでしょう。
あなたが支払うことのできる金額の範囲でしか、品物を購入することはできません。
あなたが支払いもしないのに、その金額よりも高価なものを購入することはできないのです。
この世界には原因と結果による支配が存在しています。
すべての結果はその原因に起源します。
原因のない結果は決して存在しないのです。
報酬はその代償に比例するのです。
代償以上の報酬は得られません。
あなたが与えたもの以上には受け取ることはできません。
あなたの努力以上には成果は生まれないのです。
この世界には常に原因と結果の支配が存在しているという事実を忘れてはならないでしょう。
例え、一見すると理不尽に思えることの中にも、必ずそれは存在しているのです。
あなたが豊かさを求めるのであれば、自らを代償として差し出し、削らなければなりません。
あなたが求めているものは何ですか?
そのためにあなたは何を差し出し、削りますか?
豊かさというものを手にしたいと考えた時、それをただ求める人がいます。
自らは何の代償も払うことも、損をすることも考えず、自らを差し出すことも削ることも考えず、ただ豊かさが欲しいと求めるのです。
何かを差し出すこともなく、自らを削ることもなく、豊かさは得られません。
それはどのような立場の人物でも同じなのです。
楽をして必要を満たそうとする考えが豊かさを運んでくることはないと心得なければならないでしょう。
効率を高めるということと、楽をするということは全く趣旨が違います。
代償を支払うか?それをためらうのか?によって、得られる結果には大きな違いが生じるのです。
豊かさを得るためには、そのために自らを差し出すこと、自らを削ることは惜しむことはできません。
それはあなたの命かもしれません。
時間や労力かもしれません。
お金や所有物、それに自尊心かもしれません。
あなたが持ち合わせているものは何であろうと、必要な豊かさを得るためにはそれを投入しなければならないのです。
何かを与えることもなく、何かを受け取ることができるなどと考えてはなりません。
自らが得をすることを安易に善としていてはなりません。
あなたは自らを差し出し、削らなければなりません。
あなたは何ができますか?
何を差し出し、何を削ることができますか?
どのような方法によって、何に貢献することができるでしょう?
与えてもらうことばかりに期待してはなりません。
人生とは自分の力で切り開き、築いていく場所なのです。
自らの命を削り、その報酬として得るものだからこそ、豊かさには素晴らしい価値があるのです。
仕事に命を掛けなければなりません。
人生に命を掛けなければなりません。
自らを差し出さなければなりません。
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