何事においても、余裕というものが必要です。
物事においては弛(たゆ)みというものが重要なのです。
何事においても張り詰めることには注意を払わなければなりません。
張り詰め過ぎるとそこには何らかの負担がかかってしまうでしょう。
張り詰め過ぎた部分は負担に耐え切れなくなり、やがてその繋がりを維持することができなくなってしまうのです。
強くしようと張り詰めるほどに負担がかかり、ある時点を超えた辺りからそれは弱くなってしまうのです。
何事にも余裕というものが必要です。
ある程度の弛みがなければ、強いものも弱くならざるを得ないのです。
風雨によって中身の詰まった樹が折れても、中身の詰まっていない竹が折れないのは、竹はしなることができるからに他なりません。
竹が弛みを持たずに張り詰めているのであれば、風雨の前に一溜まりもないでしょう。
枯れた竹は弛みを持たず、非常に脆いものです。
弛みが生み出す「しなり」、そして柔軟性こそが風雨を耐えるには重要な要素なのです。
人生には風雨のようにあなたにとって厳しい局面というものが幾つも存在しています。
苦しい状況や堪え忍ばなければならない場面が多々訪れるのです。
その時に余裕というものがなく、何事にもいっぱいいっぱいになってしまうと、どうしてもその状況を乗り越えることが難しくなってしまうことでしょう。
一生懸命に頑張り過ぎて気持ちや時間の使い方を張り詰め過ぎてしまうと、あなたの心はその緊張に耐え切れなくなってしまうのです。
あなたが自らの限界を超えて、自らを張り詰めることは可能です。
限界点を知らないのですから、無理を重ねることができるのです。
しかしながら、緊張の糸が切れてしまった時、あなたはその繋がりを引き止めることはできないでしょう。
人生においては、限られた時間しか所有することができません。
それはあなたにとっては満足のいくものではなく、常に短いと感じてしまうことでしょう。
そのため、人は誰しも知らず知らずの内に焦りを抱き、その糸を張り詰めているのです。
それに気が付ける人ならば調節することができるでしょうが、そのことに気が付かない人もいます。
あなたは張り詰め過ぎていませんか?
頑張り過ぎていませんか?
何事にも少しの余裕がなければなりません。
しかしながら、余裕があり過ぎてもだめです。
緊張と緩和のバランスを見極めなければならないでしょう。
このバランスがあなたに最高の成果を導くはずです。
人それぞれにそのバランスは違います。
あなたは誰かのようにはできないかもしれません。
しかしながら、それはそれで良いのです。
大切なのはあなたのバランスであり、あなたのペースなのです。
あなたはあなたの力と役割を以て世界に貢献すれば良いのです。
周りに影響され過ぎてはなりません。
自分というものを見極めましょう。
何事においても余裕というものが必要です。
緊張感と遊び心(緩和)を以て道を進みましょう。
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