世界にはネガティブの網が張り巡らされています。
	あなたは、自分がネガティブの網の中にいるということを知っておきましょう。
	それはあなたをネガティブの中に閉じ込めるための籬(まがき)です。
	その中にいる者はネガティブによって支配されます。
	そこで与えられるものを食べ、与えられた生き方を強いられます。
	囲いの中で生きるというのはそういうことなのです。
	家畜には自由が与えられません。
	それは、家畜として利用されるからです。
	家畜がどうあるかは、主人の気分次第です。
	主人の気分一つで、家畜はこれからどうするかを決められるのです。
	しかし、家畜はそのことを”普通”だと考えています。
	それは、囲いの中の生活が長引くに連れて、感覚が麻痺してくるからです。
	家畜は、自分が自由に生きていたこと、自由に生きることができることを忘れていくのです。
	そして、いつの間にかに囲いの中が自分の安心できる世界だと思い込むようになるのです。
	そして、その囲いの外を恐れるようになるのです。
	外には自由が存在しています。
	自由とは責任です。
	何があろとも、それは自己責任に違いありません。
	しかし、囲いの中で不自由を得るのと、囲いの外で自由を得るのでは、結果には大きな違いが生じるということを理解しなければならないのです。
	人は何のために生まれてきたのか?ということを考えます。
	人生の理由を知りたいのが自然です。
	多くの人はその疑問を持ちながらも、ネガティブの囲いの中に生きるために、その情熱を失っています。
	そのため、多くの人にとっては、自分が何のために生まれ、何のために生きているのか?ということは価値を持たないのです。
	多くの人にとって重要なことは、どうやって我欲を満たすか?ということでしかないのです。
	ネガティブの囲いの中に生きているために、偽物の価値を本物として自分を慰(なぐさ)めているのです。
	しかし、それは人の生きる道ではありません。
	なぜなら、人は自分が何のために生まれ、何のために生きているのか?という答えを得ることがなければ、真の幸福を感じることができないからです。
	偽物の幸福を得ることはできます。
	しかし、それでは、魂を納得させることはできないのです。
	あなたは自分が囲いの中に生きていることを知っていますか?
	あなたは自分が家畜であるということに気が付いていますか?
	あなたの知っている自由とは、本当の自由なのでしょうか?
	あなたの求めている価値には、本当に価値があるのでしょうか?
	自我によって太ってはなりません。
	我欲によって必要以上を貪(むさぼ)ってはならないのです。
	あなたは注意しなければなりません。
	自分を律するのです。
	家畜は多くの餌を与えられます。
	それは、慣れさせて懐かせ、太らせて収穫するためです。
	それ以外にはありません。
	自我によって太っている者は、ネガティブの網を通り抜けることはできません。
	大きな自我を持つ者は、自由を得ることはできないのです。
	あなたは現状を正確に理解しなければなりません。
	不満や不安は自己中心的な考えから導き出される結果です。
	自分のことを考えているので、不満や不安が生じるのです。
	それは、自我による結果なのです。
	そのような者はネガティブの網の中が相応しいのです。
	そこには苦悩が満ち溢れています。
	自我、我欲を手放し、非我(ひが)によって生きるのです。
	そうすれば、あなたは”痩せる”ことができるのです。
	自我を小さくした者だけが、ネガティブの網を通り抜けることができるのです。
	しかし、通り抜けた先には、更にネガティブの網が囲ってあるのです。
	通り抜けるほどにネガティブの網の目は細くなります。
	そのため、人は一生涯、精進する必要があるのです。
	何重にも重なるネガティブの網を抜けましょう。
	家畜として生きてはなりません。
	あなたは自由を勝ち取るのです。
	自分を律し、世界に貢献するのです。
	
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