人生はあなたのものです。
それは確かなことです。
しかし、それは他者のものでもあります。
それも確かなことです。
あなたの生きている人生は、あなたのものであると同時に、他者のものでもあるということを理解しましょう。
どちらか一方に偏ることはありません。
それは、最善のバランスを保ち、存在することを至高とするのです。
あなたが人生を考える時には、それを個人的なものとしながらも、全体的なものであるとしなければならないのです。
どちら共の視点を持つことが重要なのです。
その両方の視点を見失わないように努めましょう。
あなたは人生に対しての責任を持ちます。
それは、あなたが自己責任において管理しなければなりません。
人生に対して無責任であることは許されないのです。
それは、人生が目的に従って存在しているからです。
そして、それが他者のものでもあるからなのです。
誰一人として、自分勝手に生きることはできません。
自己の利益のためだけに選択することはできません。
自分勝手に生きることはできますが、それは破滅的な結果をもたらすことになるのです。
そのため、あなたの求めている幸福というものを実現するためには、そのような生き方を選択することはできないということなのです。
あなたは、どうすればこの世界が”良くなる”のか?ということを考えていましょう。
この世界のことを考えるのであれば、それは他者のことを考えることです。
他者のことを考えるということは、自分自身のことを考えることであると知らなければならないのです。
多くの人は自分自身のことを考えることが自分自身の利益に繋がると考えています。
それは、物質主義や資本主義などの歪んだ価値観を教わったからです。
”紙切れ”や鉱物や数字によって、あなたの人生が左右されているのです。
そのようなものに価値を定めるのが物質主義であり、資本主義の本質であるのです。
そのような思想体系によって、人々の間には主従関係が生じたのです。
人々は、尊敬し合う立場から、支配し合う立場へと人間関係を変化させ(られ)たのです。
そのようには思えないかも知れません。
本質を見極めなければ、その装飾のことだけを理解してしまうのです。
あなたが人生を考える時、その考えはどこまで広がっているでしょうか?
大抵の人は、自分自身の利益までです。
その次に、自分が大切に思っている少数の人間のところまででしょう。
多くの人の人生は、実に個人的なものであるのです。
他者のことを考えることができる人が少ないのです。
他者とは他人のことだけではありません。
すべての生命や存在のことを他者と呼ぶのです。
あなたは自分自身と他者のことを考えていますか?
この世界が”良くなる”ことを考えているでしょうか?
この世界を”良くする”ためには、柔軟に考える必要があります。
子どものように純粋に、誠実に考えなければならないのです。
いつの間にかに植え付けられた、歪められた価値観に従ってはなりません。
あなたは何のために生まれたのですか?
私腹を肥やすために生まれたのですか?
自分自身や自分の大切な者だけが幸福であるのならば、それで良いのですか?
「すべては一つ」に繋がっているのです。
残念ながら、あなたに関係のないものは存在しません。
利己的な行いは、それに相応しい因果を生み出します。
そして、相応の結果を確実に導くのです。
何を選択しても、それに相応しい結果を受け取ります。
そのことを覚えていなければならないのです。
人生はあなたのものです。
それは紛れもない事実です。
しかし、他者のものでもあるという事実を忘れてしまえば、あなたの人生はバランスを崩してしまうでしょう。
それがどのような結末を迎えるかは、あなたの想像に任せます。
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