世界は、あなたの心の反映です。
世界はあなたによって築かれるのです。
あなたの判断が存在しなければ、世界は存在しないということを理解する必要があるのです。
すべての物質は意識によって生み出されるのです。
物質が始めに存在しているのではありません。
世界があって、あなたが存在しているのではないということです。
多くの人が自我(肉体の心)を中心とした認識を行います。
そのため、物質が始まりであって、意識は付属すると考えるのです。
あなたは、世界(環境や状況や相手)の変化によって、自らの心が変化すると考えるかも知れません。
それは、一般的な考え方(常識)です。
しかし、世界は、心によって作り出されるのです。
知性が情報を導き、それによって物質が生じます。
あなたの肉体が存在するのは、遺伝子情報の結果です。
遺伝子情報がなければ、肉体は存在しません。
肉体が後から、遺伝子情報を作り出したのではないのです。
すべての”形”は、知性による情報によって生み出された物質的な集合体であるのです。
どのような”形”も、知性による情報が存在しなければ、その姿を得られないのです。
心が世界を生み出すという概念に触れましょう。
誰かや何かがあなたの人生を左右しているのではありません。
誰かや何かは、あなたの心の反映に過ぎません。
極端に言えば、あなたの心が誰かや何かを作り出したのです。
誰かや何かは幻想でしかないのです。
目の前のそれは現実的に見えるかも知れませんが、幻想(として見ている)に過ぎないのです。
人間は価値観を所有しています。
価値観とは物事の判断基準です。
例えば、美醜として対象を隔(へだ)てます。
美と醜(しゅう)は、価値観によって初めて生まれる隔たりです。
あなたの価値観が触れるまでは、世界に美醜という隔たりは存在しなかったのです。
あなたの価値観がそれ等を分裂させたのです。
このことが理解できるでしょうか?
陰陽は一つです。
これを分裂させることはできません。
どちらも大切な性質であり、別のものではないのです。
しかし、人の価値観は平気でこれを分裂させます。
その結果として、誤解が生じ、苦悩を受けることになるのです。
それは、その方法が間違っているからに他なりません。
間違っているから躓(つまず)きを得るのです。
あなたは偏見を所有しています。
それは、あなたが自我に依存しているためです。
自我とは肉体の心であり、それは生存本能であるのです。
自我は肉体を守ります。
肉体を中心とした考えを提唱(ていしょう)するのです。
あなたは肉体ではありません。
肉体を持った精神であるのです。
肉体に偏ってはなりません。
もちろん、精神にも偏ってはなりません。
世界を分裂してはならないのです。
多くの人は自我を中心に世界を眺めます。
それでは偏見の世界が生み出されてしまうのです。
そこに理解は実現しません。
誤解は苦悩を導くのです。
すべてが心の反映であるということを理解しましょう。
あなたは自らの心を通じて世界を見ているのです。
世界は既にあなたの心を通じて歪んでいるのです。
そのことを理解しなければ、誤解を解決することはできないのです。
世界に変化を望むのであれば、自らの心を変えるだけで良いということを理解しましょう。
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