心は広大な世界です。
あなたの知っている心は、心の一部に過ぎません。
心という意識的な世界は、あなたの考えている以上のものなのです。
それには限界がありません。
あなたが思っている以上に複雑な状態を得ています。
心は一つではありません。
それは、無数に存在しているのです。
あなたは自らの心が一つであると考えているかも知れません。
しかし、それは感情ごとに違います。
過去と現在と未来にも同時に存在します。
過去の心と、現在の心と、未来の心は(ある意味)別物です。
それぞれが違う状態を所有しているのです。
それは、樹木の葉のようなものです。
木の葉は枝に繋がり、枝は幹に繋がります。
幹は根に繋がり、全体を以て樹木とします。
その樹木の持つ葉は、そのすべてが樹木の所有物です。
根から幹に繋がり、枝から生えている葉は、その樹木のものなのです。
これは、あなたにも同じことが言えます。
あなたは樹木でいうところの根であり、幹であり、枝であり、葉です。
葉は心を現します。
一つの樹木であっても、所有する葉のそれぞれの形は微妙に異なります。
大きさ、色合い、厚み、状態(損傷、病気など)・・・
良く観察すれば、それぞれに違いがあることを理解することができるでしょう。
心もこれと同じです。
様々な感情に対して心は働きます。
それは、感情ごとに心を生み出します。
感情に対して、心は分裂するのです。
そのため、心に強い衝撃を受けることによって、その出来事がトラウマ(心的外傷)となり、嫌悪感や罪悪感などの強迫観念に襲われたり、それに蓋(ふた)をして忘れたりしてしまいます。
そのような心は樹木で言う所の一つの枝葉を形成するのです。
トラウマによって形成された枝葉は、他の枝葉と同じように青々と茂ります。
その枝葉だけが都合良く枯れ落ちるということはありません。
無理に引き剥がすこともできません。
それを克服するためには、成長する以外に方法はないのです。
樹木は成長することによって古い枝葉を落とします。
春に芽吹いた木の葉は、秋には落とされます。
そして、春を迎えた暁(あかつき)には、新芽が芽吹くのです。
それは、秋に落とした木の葉とは違うものです。
それは、別の蕾(つぼみ)から生まれるのです。
成長することがなければ、葉が入れ替わることはありません。
あなたが成長することがなければ、抑圧された感情(トラウマとしての心)が解放されることはないのです。
成長することがなければ、いつまでも葉が枝から枯れ落ちることはないのです。
成長するためには、新たな世界を得る必要があります。
樹木は季節の訪れによって木の葉を落とすのです。
あなたが新たな世界を求めるのであれば、古い心は枯れ落ちます。
それは、抑圧された感情に限ったことではありません。
無知の心や誤解の心なども枯れ落ちるのです。
そうやって、人は”天(高次)”を目指さなければなりません。
樹木がそうするように、古い心を捨て去りましょう。
枯れ落ちる常識(古い知識)に執着してはなりません。
それは季節の訪れによって簡単に枯れてしまうものなのです。
冬に葉を落とす必要のある樹木が、葉に執着すれば、生命を脅かすことになるでしょう。
古い心に執着してはなりません。
新たな知識や状況に興味を抱き、心の衣替えを実現しましょう。
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