真実を以てしなければ、扉は開きません。
	人生には、成長という名の扉が存在します。
	それは、真実という名の鍵を以て開くのです。
	その鍵を見極めることができなければ、扉が開くことはありません。
	真実によって扉を開くことがなければ、その先へと進むことはできないのです。
	扉の先にはより高次の世界が存在しています。
	それは、すべてがより豊かな世界であるのです。
	その世界を得ることがあなたの目的です。
	そこには真の幸福というものが存在しているのです。
	同じ世界でどれだけのものを集めても、あなたが幸福を得ることはありません。
	幼い頃の幸福の対象をどれだけ集めても、成熟した精神にはそれは苦痛でしかないのです。
	自分を騙しながら、偽りの幸福に酔い痴(し)れることはできますが、偽りの幸福を維持するためには、”毒”を呷(あお)り続けなければならないのです。
	それは決して真の幸福ではありません。
	幻想に満ちた偽りの幸福であるのです。
	そのような愚行をどれだけ続けても、あなたが満足することはないのです。
	本当に必要なのは、真の幸福であり、それは真実によって導かれるということを理解する必要があるでしょう。
	あなたは真実を見極めなければなりません。
	物事の表面的な部分に騙(だま)されることなく、その本質に至るのです。
	そのようにしなければ、決して満足を得ることはできないのです。
	しかし、真実を得ること、真の幸福に辿り着くことは簡単なことではありません。
	真実は複数存在していますが、それを装う偽りの数はそれよりも膨大であるからです。
	あなたが真実の鍵を得ることは、至難であるのです。
	この世界には偽りが溢れています。
	人は簡単に嘘を吐きます。
	それは、恐怖を主体として生きているからです。
	恐怖から逃れるために、嘘を吐くのです。
	それがいつの間にか”普通”のことになり、無意識的に扱うようになります。
	そして、自らの言動が偽りであるということにすら気が付かないようになるのです。
	その結果、罪悪感もなしに、偽りを重ねるのです。
	あなたは真実を求めなければなりません。
	自分自身に対しても、他人に対してもです。
	人が嘘を吐く時には、恐怖を拠(よ)り所(どころ)とします。
	恐怖を原因とするのであれば、結果も同じ性質です。
	その人の嘘には恐怖が隠されています。
	その人の嘘には、あなたに恐怖を植え付ける力があるのです。
	それが争いなどの破滅的な性質を持つ行為であるのならば、あなたは注意しなければなりません。
	あなたに敵を教えるのであれば、それは恐怖から導き出される虚言です。
	敵という概念は、恐怖から導き出されます。
	恐怖が存在しなければ、敵は存在しないのです。
	敵を作り出す人は、自らを正当化しようとしています。
	恐怖から導き出されるその嘘が、正しいものとなるように敵を作り出すのです。
	相手が敵という概念を持ち出したのであれば、あなたは注意深く観察しましょう。
	その言動は、必ず偽りであるからです。
	それは決して真実ではありません。
	敵を作り出すような認識のレベルでは、成長という名の扉が開き、新たな世界を手に入れることなどできないのです。
	争いという低次な選択によっては、その荒々しく幼い世界にとどまる他ないのです。
	真実は愛に根差しています。
	成長するためには愛が必要なのです。
	恐怖によって導かれる敵対心や偽りは、愛とは対極に存在する選択肢です。
	そこに愛が存在するのか?ということを観察する必要があるでしょう。
	それは、難しいことではありません。
	嘘吐きの詐欺師は、敵を作り出すことによってあなたの中の恐怖を煽(あお)ります。
	その方法に従って争うのであれば、あなたが真実を以て成長を実現することはできません。
	争いに参加してはなりません。
	敵を見出してはなりません。
	敵など存在しないのです。
	すべてが愛によって一つであるということを理解する必要があるのです。
	恐怖を捨てましょう。
	恐怖を捨てるのであれば、あなたは真実を得ることができるでしょう。
	
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