あなたは、素直に見なければなりません。
素直に見るというのは、愛を以て見るということです。
愛から離れるのであれば、素直さから離れてしまうでしょう。
素直さから離れたのであれば、視界は歪みます。
愛以外の視点であっては、すべての景色が歪んでしまうのです。
愛によって見る時、すべては本性を現します。
愛によって暴かれないものはありません。
すべての本性は、愛の前に無力であるのです。
だから、あなたは愛を以て見なければなりません。
しかし、すべての人は愛から離れてしまいます。
それは、この世のことに従うようになるからです。
あなたは、主が誰であるのかを思い出しましょう。
あなたの主は愛であって、それ以外ではないはずです。
例えば、金銭に仕える者がいます。
金銭に仕えるのであれば、その者の主は金銭となります。
その者は、金銭である主に従い、それを喜ばそうと努めます。
金銭のために、それ以外を蔑(ないがし)ろにするのです。
地位や名誉に仕える者は、それを主とします。
欲望に従う者は、それを主とするのです。
主の言い付けに背くことはできません。
なぜなら、人は主に仕えているからです。
人は、自らの主に従います。
愛とは”天”のものです。
その他は”地”のものです。
愛に仕えることは”天”に仕えることになり、その他に仕えることは”地”に仕えることになるのです。
”天”には”神”の国があり、”地”には人の世があります。
あなたは”地”で行なわれていることを知っているでしょうか?
それを主とすれば、あなたも同じように行なわなければなりません。
それでも構わないというのであれば、”地”の事柄に仕えましょう。
あなたがこの世界に違和感を覚え、歪みを知って苦悩しているのであれば、”地”の事柄に仕えてはなりません。
あなたは愛に従うべきなのです。
人の世には不正が蔓延(はびこ)っています。
それは、嘘が土台にあるからです。
人の世は、嘘の上に成り立っています。
そこに正しさはありません。
もしも、人の世に正しさが存在するのであれば、あなたが何かに苦悩することは有り得ないのです。
残念ながら、人の世にはあなたを救う手立てがないのです。
あなたはそのことに気が付かなければなりません。
人の世の仕方に従って幸福を探せば、あなたは苦悩を得るでしょう。
それは、歪みを得ることになるからです。
あなたは愛によって素直に見なければなりません。
あなたが異常に思うことに従ってはなりません。
それは、あなたを”殺す”からです。
それは、あなたにとっての真実ではありません。
あなたの抱える違和感は、仕える主の本性を予見しています。
違和感を覚える主に仕えても、それがあなたの豊かさとなることはありません。
騙(だま)されてはなりません。
”当たり前”を当たり前としてはなりません。
人の世には、本性を隠すもの(嘘)が横行しています。
あなたはそれを見極める必要があるのです。
しかし、素直さ(愛)を失ってしまったあなたには難しいことでしょう。
あなたは子どものように見なければなりません。
生まれた時のことを思い出しましょう。
子どものように素直に見るのであれば、あなたは不正を暴き、正しい選択をすることができるでしょう。
人の世には幸福はありません。
人の世にあるのは、偽りの幸福なのです。
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