あなたは、出来る限り難しいものに触れようと心掛けましょう。
	あなたは自分にとって難しいと思えるものに触れるのです。
	自分にとって難しいものには、あなたの可能性を引き出す力があります。
	自分にとって難しいものは、あなたを助けるでしょう。
	しかし、多くの人は自分にとって簡単なものに触れます。
	それは、そこに安心感があるからです。
	自分にとって簡単なものには恐れる必要がありません。
	それは、簡単だからです。
	簡単なものに対しては、余裕が生まれます。
	多くの人は、それを安心するのです。
	しかし、安心感が可能性を奪ってしまうということも覚えておかなければなりません。
	すべてのものには様々な側面があります。
	それ等は大きく分けて、陰陽二つの側面を有するのです。
	安心感は、あなたに安息をもたらしますが、同時に可能性を奪います。
	安心感に浸っていると、それに満足してしまうのです。
	満足は、怠慢(たいまん)の側面を持ちます。
	それはあなたの成長を阻害するものとなるでしょう。
	多くの人は、変哲もない毎日を過ごしています。
	そこには刺激が不足しています。
	刺激とは抵抗のことであり、抵抗は力を生み出すのです。
	刺激の無い毎日は、抵抗の無い毎日であり、そこには力が導かれないのです。
	刺激を得るためには、自分にとって難しいことが欠かせません。
	自分にとって難しいことには、すべての感覚、能力を傾ける必要があります。
	全力を傾けなければ、自分にとって難しいことは苦悩というもう一つの側面を見せるからです。
	これは厄介です。
	苦悩を受けることによって、人はそれを拒絶するようになります。
	自分にとって難しいことを拒絶することによって、それ以上の可能性を引き出すことができなくなります。
	そして、自分にとって簡単なことに専念するようになるのです。
	しかし、それはネガティブな理由によってなのです。
	自分にとって難しいことへのトラウマが、人を自分にとっての簡単なことをこなすだけの作業的な人生へと導いてしまうのです。
	自分にとって簡単なことをどれだけ繰り返したところで、そこに何が得られるというのでしょう?
	あなたはただの繰り返しの作業によって、”良いもの”が得られると思いますか?
	自分にとって簡単なことを繰り返すだけの変哲もない毎日は、やがて怠慢に繋がります。
	その怠慢には、退屈という側面があるのです。
	それは後悔へと繋がるのです。
	あなたは人生に後悔を得たいと思いますか?
	それが嫌ならば、自分にとって難しいことに触れるように心掛けなければなりません。
	それは、あなたのすべてを刺激します。
	刺激を受けて、あなたは感覚と能力を拡張することができるでしょう。
	感覚と能力の拡張は、あなたに更なる自分にとって難しいことを教え、更なる刺激を導きます。
	それが、成長の過程なのです。
	あなたは人生の目的が成長であるということを覚えておかなければなりません。
	それは、基本的な目的であり、すべての存在が避けることができません。
	あなたは成長するために生まれたのです。
	ただ、生活するために生まれたのではありません。
	多くの人は人生を誤解しています。
	長生きすることに価値があると思いますか?
	何の役にも立たず、代役が幾らでもいて、誰からも誉(ほ)められないような人生に価値があるのでしょうか?
	これは切実な願いなのです。
	成長しましょう。
	戯(たわむ)れに時を過ごしてはなりません。
	あなたには目的があるのです。
	出来る限り、自分にとって難しいことに触れなければなりません。
	人生が繰り返しの作業ではないということを覚えておきましょう。
	刺激の多い人生にしましょう。
	
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