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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年1月9日土曜日

裏表

すべての表には裏が存在しています。
すべては陰陽の仕組みの中に存在しているのです。
必ず、対極が存在するのです。
多くの人は独自の視点を重要視します。
独自の視点を重要視することは良いことではありますが、弊害(へいがい)となることもあります。
それは、独自の視点を重要視するあまり、それに執着してしまうということです。
物事には必ず陰陽の仕組みが働いているために、一方的な見方によって足りるということはありません。
一方の見方があれば、もう一方の見方が存在するのが自然なのです。
最低、二つの視点を同時に所有しておかなければ、本質を見極めることはできないのです。
あなたは簡単に本質を見極められると思い込んではなりません。
本質は常に深くに潜み、明るみに出ることはありません。
その本質が愛によるものであったとしても、それが簡単に明るみに出るということはないのです。
あなたが愛を明るみに出す時、それは”安っぽい”ものとなってしまうでしょう。
本質が隠れているために重厚となりますが、本質が現れているのであれば、そのようにはならないのです。
裏がなければ表はありません。
あなたが誰かの問題点を指摘しなければならない時、どのように伝えますか?
あなたが愛によってそれを伝えようとするのであれば、指摘の裏には愛を忍ばせるでしょう。
愛の裏に指摘を忍ばせることなどないはずです。
あなたは表裏を読み取らなければならないのです。
物事には必ず表裏が存在しています。
表だけを見て裏を見ないのは正しくありません。
裏だけを見て表を見ないのも同じです。
あなたは表裏を同時に見なければならないのです。
一方的な視点に偏っていれば、決してその本質を見極めることはできません。
本質を見極めることができないということは、偏見を所有するということです。
偏見を所有すれば、人は誤解を導くのです。
誤解によって豊かさが導かれるということはありません。
誤解によっては、苦悩が導かれるだけなのです。
自然界では、生存をかけた生命活動が繰り広げられています。
そこには、表裏が存在しているのです。
表では相手を騙し、裏では相手を仕留めるのです。
人が魚を釣り上げる時には、餌に釣り針を仕込むのです。
裏を読み取ることをしなければ、自然界においては、すぐさま捕らえられてしまうのです。
それは、大切なものを失うということになるのです。
人生に幸福を求めている者は少なくありません。
しかし、表裏を読み解こうとする者は少ないのです。
多くの人が見た通り、聞いた通り、教えられた通りに生きています。
それが幸福を導くのでしょうか?
表だけを見て選択するのであれば、餌に釣られる愚かな魚と変わりはしないのです。
簡単に食い付いてはならないのです。
”良い話”に踊らされてはなりません。
そこには必ず裏があります。
”悪い話”に踊らされてはなりません。
そこにも必ず裏があるのです。
何事においても(先ずは)疑うことです。
情報は精査する必要があります。
簡単に信用してはなりません。
もしも、他人が争っている時には、最低でも両者の意見を聞くようにしましょう。
一方的に決め付けてはならないのです。
そのような方法では、決して問題は解決しないからです。
(主観的に)良いことにも、悪いことにも必ず裏を見ましょう。
自分が正しいと誰が決めたのですか?
勝手に思い込んではなりません。
裏の重要性を忘れてはなりません。

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