”わたし”は、”神”の庭師です。
”わたし”は、”神”の庭を整えます。
必要を植え、必要を育てます。
必要は切り落とし、必要は取り除きます。
”わたし”は”神”の庭が、いつも美しくあるように願っているのです。
庭が美しくあるように、時を休まずに手を掛けているのです。
”わたし”は手を抜きません。
常にその庭は美しいでしょう。
不要なものは塵一(ちりひと)つ落ちてはいません。
そこには、必要だけが飾(かざ)るのです。
”わたし”は、”神”が褒(ほ)める庭に整えます。
”わたし”は、”神”のために働いているのです。
”神”以外の主人はありません。
そのため、主人以外が好む庭にはならないのです。
”わたし”は、主人以外の意見を聞き入れません。
庭師が、主人以外の意見を聞き入れるでしょうか?
庭師は、その主人の命ずるままに至高の仕事を行うのです。
主人に逆らうことはありません。
それは、喜びのために働いているからです。
”わたし”は”神”の庭を整えるのが好きなのです。
これは”わたし”にとっても、草木にとっても強制ではないのです。
そのため、”わたし”の整える庭は常に美しく、そこに育つ草木は常に輝いているのです。
そこには、遍(あまね)く草木が育ちます。
その種類を数えることはできません。
それは無数にあって、”神”のみが知っているのです。
庭師は、庭の中で働きます。
それを外から眺めることはないのです。
”神”は、庭に育つすべての草木を賞(め)でます。
そして、それが豊かに育つことを願っているのです。
”わたし”はその心を理解し、手入れを怠(おこた)りません。
庭とは、世界のことです。
草木とは、あなたのことなのです。
あなたは、”神”の庭に育つ一本の草木なのです。
”神”はあなたの成長を喜びます。
”わたし”はあなたの成長を助けます。
”わたし”はあなたに必要を与え、あなたから必要を取り除きます。
主人である”神”は”わたし”を信頼してくださります。
あなたの管理は、”わたし”に任されているのです。
”わたし”は、あなたが豊かに育つように懸命に働きます。
あなたが眠りに就いた時にも、手入れを欠かしません。
あなたは安心して学べば良いのです。
恐ることは何一つとしてありません。
この庭は”わたし”に任されているのです。
あなたにとって悪いことなど何一つとして存在しないのです。
”わたし”を信用する必要はありません。
寧(むし)ろ、あなたは疑わなければなりません。
そうでなければ、あなたの成長は実現しないからです。
あなたは必ず、”わたし”に気が付きます。
そして、その施(ほどこ)しが必要の中にあるということを知るのです。
あなたは美しく輝くことだけを考えていましょう。
その心が美しくなければなりません。
難しいこと、どうすることもできないことを考える必要はありません。
ただ、心を汚さないようにしましょう。
草木は何にも執着しません。
あなたは何にも執着する必要はありません。
どのような不満も心配も、心に留(と)めなくても良いのです。
悩みを離れ、ただ美しくありましょう。
あなたは”神”の庭に育つ美しい一本の草木なのです。
そのことを覚えておきましょう。
自信を失ってはなりません。
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