人の世は、愛情から離れています。
人の世では、愛情(利他)は通用しません。
そこでは、利益(利己)が勝るのです。
多くの人が自己の利益を優先しています。
愛情のために働く者は少ないのです。
あなたは、愛情と利益のためならば、どちらのために働きますか?
多くの人は利益のために働くのです。
あなたは、利益を捨てて働くことができるでしょうか?
多くの人がそのようには行えません。
それは、余裕を持たないためです。
皆、自分のことで精一杯なのです。
その根底には恐怖があります。
そのため、人の世は愛情から離れてしまうのです。
愛情とは利他的な価値観です。
それは、利己を離れます。
愛情に根差した行為は、他者に対する施(ほどこ)しです。
それは、他者に満足を与えます。
利益に根差した行為は、自己に対する施しです。
それは、自己を満たすのです。
あなたはどちらが大切だと思いますか?
どちらの道があなたを幸せにするでしょうか?
判断はあなたに任せます。
あなたは自由に決めることができるのです。
好きな道を選びましょう。
あなたは常に選択を迫られます。
自己のために行うか?他者のために行うか?という選択です。
それは、浜辺に打ち寄せる波のようです。
自己のために行えば、自己満足を得られます。
他者のために行えば、他者の満足を得られるのです。
表面的に見れば、自己のために行うことが有利なように思えます。
しかし、自分が自分に与えるものと、他者があなたに与えるものとでは、その質は違うものとなるのです。
好き勝手に選ぶことに喜びがあるでしょうか?
多くの人はそれが良いと考えます。
しかし、好き勝手に選ぶということは、変化を捨てるということにも繋がるのです。
人が好き勝手に選ぶ時には、自己の好みに傾倒しがちです。
それは、偏りをもたらし、変化を捨てることになるのです。
他者から与えらえるものは、自分の好みとは限りません。
それは、新たな価値を知る良い機会となるのです。
変化とは、幸せの土台です。
変化がなければ、幸福は実現しないのです。
安定とは、破滅への序曲なのです。
あなたが幸福を求めているのであれば、変化を求めなければなりません。
そのためには、自己の利益を追求することを程々にとどめなければならないのです。
他者のために行うことは、あなたの心に大きな変化をもたらします。
未熟な心は利己に傾倒し、成熟した心は利他に傾倒するのです。
両者の視点は大きく異なるのです。
両者は別の世界(道)に生きるのです。
どちらの景色があなたを幸せにするでしょうか?
人は共感を得ます。
「すべては一つ」に繋がっているのです。
他者の満足はあなたの満足となります。
他者の苦悩はあなたの苦悩となるでしょう。
信じることが難しくても、あなたが真に愛する人に出会った時には、この言葉の意味を理解することができるでしょう。
人の世は愛情を離れ、争いで満ちています。
あなたはそのような世界で幸せになれるでしょうか?
あなたの大切な人はどうでしょうか?
一人一人が自己の利益を程々にとどめ、愛情のために働かなければならないでしょう。
人は独りでは幸せになれません。
人は好き勝手に満足することはできないのです。
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